広島市議会での
8・6反戦集会つぶしの
弾圧決議許さない!
本会議採決許すな
2月22日、広島市議会建設委員会において8月6日に原爆ドーム前で行っている反戦反核集会への規制・弾圧を求める請願決議が採択されました。戦争反対・核兵器をなくせという運動を公権力の力で弾圧・封殺しようとする暴挙を断じて許すことはできません。
決議は「式典を厳粛に行うために無許可の集会を放置せず、平和記念式典中の原爆ドーム前の現状を解消する対応」をとることを市に求めるものであり、27日の本会議で採択されれば「平和推進基本条例に基づき何らかの対策を取る」ことになると報道されています。
まさに「新たな戦前」の弾圧そのもの。これを許せば戦争です。総力で粉砕しなければなりません。すべての皆さんにともに抗議の声を上げるよう訴えます。
戦争に向かっての岸田・松井市長の「ヒロシマつぶし」
この決議は岸田政権が進める戦争政策、岸田と一体で「ヒロシマつぶし」を狙う松井市政と完全に一体の攻撃です。2022年末に「敵基地攻撃能力の保有」「防衛費2倍化」などの安保3文書を改定した岸田政権は中国侵略戦争に向けた戦争体制づくりに突進しています。沖縄・南西諸島でのミサイル基地建設。中国近海での軍事演習の激化。昨年末には殺傷武器輸出を強行、今月19日のウクライナ復興支援会議では「支援」に名を借りた戦費の肩代わりまで踏み込んでいます。今国会では「非常時」には国の命令に地方自治体を服従させる地方自治法改悪を狙っています。
岸田政権と一体で松井市政は「はだしのゲン」を平和ノートから削除し、原爆投下賛美の真珠湾公園との姉妹公園協定を結びました。そして「教育勅語」を職員研修で使い、今後も使い続けると居直っています。
しかし、NHKのアンケートでも若者の40%近くが「戦争になったら戦闘には参加せず戦争反対の声を上げる」と回答しているように、日本の民衆は圧倒的に戦争反対です。岸田はこの国民の反戦意識を何とかして解体したいと必死です。そのために、ヒロシマ・ナガサキ、沖縄を中心にした反戦反核の運動を暴力的に圧殺しようとしているのです。
昨年のG7広島サミットはまさに「ヒロシマつぶし」を狙ったものでした。しかし「G7の核は必要」と宣言したG7広島ビジョンには怒りが爆発、サミット粉砕デモには多くの市民が合流し「ヒロシマつぶし」は粉砕されました。追い詰められた岸田政権と松井市長、市議会反動市議は直接8・6反戦集会やデモを弾圧する攻撃をかけてきたのです。
ガザ・ラファ大虐殺を許すな! もっと反戦の声を!
今私たちの目の前でパレスチナ・ガザ、ラファの街に対するイスラエル軍の侵攻、140万と言われる避難民の大虐殺が強行されようとしています。全世界でラファ虐殺やめろという反戦デモが爆発しています。ウクライナ戦争も2年を超えて激化・泥沼化し、米日による中国侵略戦争が切迫しています。
世界戦争・核戦争の危機に対して、被爆地ヒロシマは全世界の先頭で総力で反戦デモに決起しなければいけない時です。しかし、2月13日、市民グループが市と市議会にガザ虐殺 をやめさせる決議を要請しましたが、これには市も議会も「声明を出さない」と回答しています。それどころか逆に反戦デモを弾圧する決議を行っているのです。広島市議会・松井市政は歴史的な犯罪に手を染めたと言わざるを得ません。
8・6朝の原爆ドーム前の反戦反核集会にはこの数年日本会議や在特会などの右翼が集会破壊のために現れ、拡声器で悪罵を投げつけたり、集会に紛れ込んでの妨害を繰り返し てきました。右翼ファシストの反戦運動襲撃と一体で市当局が弾圧に踏み込んできたということも重大事態です。