資料集2015



写真集



 


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 沖縄タイムス(8月7日)

 
中国新聞(8月7日)


 長崎新聞(8月9日)

 

被爆70周年8・6ヒロシマ大行動大集会 基調提起

              広島連帯ユニオン書記長・広大生協労組委員長 壹貫田康博

 私たちは、被爆70年目の8・6ヒロシマを、安倍政権の戦争法案と核武装のための原発再稼働を阻止する闘いのまっただ中で迎えました。
 安倍首相が被爆70周年の祈念式典に参列し、松井広島市長が戦争法案に全く触れない「平和宣言」を読み上げる。これを迎え撃って、戦争・核戦争を阻止する新たな歴史を切り開く8・6をまさにたたかいとっています。

 ヒロシマ・ナガサキへの原爆投下、核戦争にまで行き着いた第二次世界大戦の終結から70年。世界は資本主義、新自由主義の行き詰まりの中で、新たな世界戦争・核戦争の危機を深めています。29年世界恐慌をはるかに上回る解決不能な大恐慌に直面している世界の帝国主義者たちはロシアや中国としのぎを削りながら、生き残りをかけた巨大な戦争に突入しています。この戦争に参戦するために、憲法を踏み破り、集団的自衛権行使の戦争法案を通そうとしているのが安倍政権です。
 安倍は、誰のため、何のための戦争を準備しているのか? 1%の資本家・権力者たちの利益のためです。では私たちはどうやってこの戦争・核戦争を阻止するのか?  核や戦争を必要とする1%の支配者たちを倒すために、99%の全世界の労働者民衆が団結することです。これによってのみ、核と戦争をなくすことができます。
 ウクライナ情勢をめぐってロシアが核使用を検討したように、世界の支配者たちは核戦争もいとわないことが改めてはっきりしました。事実、ヒロシマ・ナガサキ以降、朝鮮戦争、キューバ危機、ベトナム戦争、何度も核兵器が使われそうになりました。しかし、世界の労働者民衆の核と戦争に絶対反対のたたかいが核使用を阻んできたのです。
 戦後70年間渦まいてきた被爆者の核への怒りのすべてを、改憲・戦争絶対反対・核武装のための原発再稼働阻止の闘いで解き放つときです。原爆は人間的なものの全てを奪いつくそうとしました。しかし、それに決して屈することなく声をあげてきたヒロシマの継承者として、被爆二世・三世、そしてヒロシマの労働者は立ち上がります。

 安倍政権は、北朝鮮の体制崩壊や、ゼネストで打倒寸前の韓国パククネ体制の危機に対して、「中国の脅威」をあおりながらアメリカと共に、戦争への突入を具体的に射程にいれています。しかし私たちは、何よりも昨年に続きこの場を共にしている城西(ソンソ)工団労組の仲間をはじめとする韓国・民主労総、アメリカの労働者との連帯で、日米帝国主義の朝鮮侵略戦争を阻止する展望を切り開いています。!

 全世界の労働者民衆は今、みな同じ敵=新自由主義の資本・権力と闘い、同じ声を上げています。「首切り反対! 民営化反対! 非正規職なくせ! 金より命! 戦争反対!」。中国でも労働者・農民・学生が、毎日ストやデモに立ちあがっています。ヨーロッパで、南北アメリカで、世界中いたるところで、新自由主義・自国政府に対する激しい闘いが開始されています。8・6ヒロシマ大行動にこうした世界の労働者、労働組合から賛同と激励が続々と寄せられています。この国際連帯、全世界労働者の団結、ゼネストこそ、戦争・核戦争を阻止できる唯一の力です。

 2011年3・11福島原発事故による放射能汚染と被曝による健康被害は深刻であり、拡大を続けています。安倍政権はヒロシマ・ナガサキと同じように内部被曝の影響を隠ぺいして、福島を見殺しにしようとしています。さらに8・9ナガサキの翌・10日、九州・川内原発、さらに四国・伊方原発、福井・高浜原発の再稼働を強行しようとしています。安倍政権が原発にしがみつくのは、核武装を追求しているからです。この福島圧殺と原発再稼働に対して、動労水戸を先頭に被曝労働拒否を闘う労働組合が立ち向かっています。原発も核兵器も被曝労働なしにはできません。
 動労水戸の「被曝列車を動かすな、子どもたちをポケモントレインで被曝させるな、放射能汚染地域へ列車を走らせるな」という闘いは、労働組合が絶対反対で職場で団結しストライキをたたかうことが、原発をなくし、支配者たちから労働や命を奪い返す道だ、という展望を示しました。動労水戸に続き、全ての職場から被曝労働拒否・戦争協力拒否の闘いに立ち上がりましょう。安倍政権を追い詰めているのは私たち労働者民衆の側です。3・11東日本大震災と福島原発事故で、多くの人がこの社会を根本から変えなければ、と感じ行動を開始しました。その力をひとつにし、核武装に向かう安倍政権を倒そうではありませんか。

 かつて中曽根政権は、国鉄労働運動をつぶして改憲すると言って国鉄分割民営化を強行しました。動労千葉が唯一ストライキで闘い、1047名解雇撤回の闘いを29年間闘いぬいた結果、連合の産業報国会化を阻み、今日まで改憲を阻止してきたのです。そして、ついに採用差別の不当労働行為を最高裁に認めさせ、さらに解雇撤回に向けて不屈に闘っています。動労千葉は、分割民営化以来職場の団結の力で闘い、正規・非正規の分断を超えて労働者民衆がひとつに団結できることを実際に示してきました。この闘いを全国のJR職場に、そしてあらゆる職場・地域・学園に拡げていこうではありませんか。

  広島連帯ユニオンは、いま真保副委員長の解雇撤回闘争を8・6ヒロシマ大行動と一体で闘っています。医療の安全を崩壊させる草津病院の病棟大再編に対して、絶対反対で闘う労働組合を排除するための解雇攻撃です。7月末でのクビ切りに対して7・29ストライキで闘い、病棟大再編に対する職場の怒りとひとつになって団結すれば解雇は絶対撤回できると訴えました。職場に圧倒的な共感を巻き起こしています。そして、この団結を拡大すれば、安倍政権を打倒することも、核戦争を阻止することも絶対可能です。
 また、動労西日本が来年の広島印刷事業所廃止攻撃に対して闘争宣言を発しています。動労西日本の仲間との団結をかけて、動労西日本の組織拡大をともに担っていきたいと思います。動労西日本と広島連帯ユニオンは、車の両輪となってこの8・6ヒロシマ大行動を牽引してきました。団結をさらに固め、ともにゼネストを切り開く先頭に立ちます。

 8・6ヒロシマに乗り込み、「ヒロシマを繰り返さないために改憲と核武装が必要だ」とファシスト的扇動を行う安倍と、極右団体・日本会議の櫻井よしこらを、私たちは断じて許しません。被爆者を先頭に戦後日本の労働者・学生・民衆は、「二度と戦争を許さない」「ヒロシマ・ナガサキを繰り返すな」と、命をかけて闘い続けてきました。そして今、若者、女性をはじめ、膨大な人たちが安倍打倒に立ち上がっています。核と戦争をなくす新たな時代を切り開くときです。戦争と原発の安倍を打倒するために総決起しましょう。
 被爆70年の8・6ヒロシマから、8・9ナガサキ、8・15戦後70年談話粉砕を闘い、国際連帯とゼネラルストライキの力で核も戦争もない社会をつくりましょう!


被爆70周年 8・6ヒロシマ・アピール

 原爆ドーム前に集まったすべての皆さん! そして全世界の仲間の皆さん!
  私たちは被爆70年目の8・6を、戦争法案をめぐる戦後最大の安保国会決戦の渦中で迎えた。戦争法案を強行採決し、戦争を繰り返そうとする安倍が原爆慰霊 碑の前にいる。いまこのとき、どうしてわれわれは、「静かに祈りを捧げる」ことなどできようか。国会前で、全国各地でとどろきわたる安倍打倒の叫びを、ヒ ロシマでこそあげるときだ。

 いまいちど思い起こそう。70年前の今日、この場で引き起こされたことを。1%の資本 家の利益のために、2000万人のアジアの人々が虐殺され、230万人の日本の若者が戦場で死に、空襲、沖縄戦、原爆で80万人が殺されたことを。このこ とを引き起こした戦争犯罪人どもと同じ言葉、同じ論理で、再び戦争を、ヒロシマ・ナガサキを、そしてフクシマを繰り返そうとしているのが安倍であり、櫻井 よしこであり、JR東海会長葛西をはじめとする資本家どもだ。私たちは、被爆70年の8・6において、彼らを絶対に打倒することを誓う。被爆者の無念と怒 りをわがものとして、声を限りに「戦争絶対反対!安倍打倒!」を叫ぼう。戦争を繰り返そうとする者へのヒロシマの怒りが、どれほどのものか、安倍に、そし てその手先の櫻井よしこらに思い知らせよう。
 
 戦争・核戦争を阻止するのは、戦争法でも帝国主義の軍事同盟でも、核抑止 力=核武装でもない。労働者民衆の戦争絶対反対の闘いだ。1%の資本家と対決する労働者の団結と国際連帯だ。資本主義の行き詰まり、新自由主義の崩壊の中 で、ギリシャ、中国、韓国で、日本、全世界で、労働者は、生きるための同じ闘いに立ちあがっている。
 私たちは、この場をゼネストに立ちあ がっている民主労総の同志たちと、ともにしている。安倍が朝鮮半島−中国−東アジアでの侵略戦争を想定した戦争法制定を策動しているとき、日韓労働者が団 結し、ゼネストをともにかちとろうとしている。帝国主義戦争の最も残酷な結末を迎えたヒロシマの地から、日韓連帯、国際連帯で新たな帝国主義の戦争・核戦 争を阻止しようと訴えている。動労水戸は、被曝労働拒否のストライキを開始した。ここにこそ戦争を阻止する、新たなヒロシマ・ナガサキへの道を阻止する展 望がある。希望がある。国境を越えた労働者の団結で、被曝労働拒否、戦争阻止のゼネストで世界戦争・核戦争を阻止しよう! このことを全世界の労働者に訴 える。 
 私たちは、被爆70年の8・6ヒロシマから、戦争法阻止・再稼働阻止・安倍打倒へ、歴史的大行動を開始することを宣言する。

2015年8月6日


安保法制=戦争法で、戦争への道に踏み出す安倍首相の8・6平和記念式典参加に反対する申入れ


 戦争法案を強行採決し、改憲と戦争への道に踏み込もうとする安倍首相、福島を圧殺し核武装のための原発再稼動を強行しようとする安倍首相が8月6日の平和記念式典に出席することは絶対に許せません。松井市長は安倍首相への出席要請を撤回することを強く求めます。

1、松井市長は、安倍首相の式典出席を拒否すべきです。


 安倍首相は、被爆者を先頭にした戦後・被爆70年にわた る反戦・反核のたたかいを「平和を言っていれば平和になるわけではない」などと冒涜し、「戦争力こそが日本の平和をもたらす」と公言しているのです。この ような安倍首相ととも「静かに祈る」ことはできません。広島市は、どうして安倍首相に記念式典出席要請をするのでしょうか。国会は、「戦争絶対反対!戦争 法阻止!安倍倒せ!」の声で連日包囲されています。衆院強行採決後も怒りは全国,各層に拡大、とくに学生、青年、若い母親たちが無数に立ち上がっていま す。犠牲となった被爆者への追悼は、この戦争反対のうねりと一体となって、二度と核も戦争もない社会をつくることです。福島を見捨て、武器を売り、戦争へ の道を進む安倍首相が、平和公園に足を踏み入れ慰霊碑の前で何を言うというのでしょうか。亡くなった被爆者を前に、今度は原爆を落とされる前に敵をやっつ けると誓うというのでしょうか。安倍首相が平和公園に足を踏み入れる事そのものが許せません。安倍首相の出席・発言を阻止するのはヒロシマの使命ではあり ませんか。松井市長は、安倍首相への記念式典出席要請を今すぐ撤回することを強く求めます。

2、松井市長は、8・6平和宣言で戦争法反対の立場を鮮明にすべきです。


 戦争法に対して、全国の自治体で多くの反対決議が上がっていますが、被爆地広島の市議会はこれを否決したというではありませんか。とんでもありません。また、松井市長は平和宣言で「安保法案には触れない」とも公表しています。絶対に許せません。
  「二度と過ちはくり返しません」のヒロシマの誓い、「核と人類は共存できない」というヒロシマの声に真っ向から敵対しているのが安倍首相です。そもそも安 倍首相は、「小型で抑止のためのものだったら、憲法上、原爆を持つ事も許される」という演説も行っている人物です。集団的自衛権行使・戦争法案においても 「絶え間のない抑止力強化を」と言っていますが、これは日本の核武装まで狙ってのものです。戦争法・原発再稼動の安倍首相と同席して、戦争法反対を言わず して何を言うというのですか!
 8月6日8時15分、平和公園で何が誓われるかを世界が注目しています。今からでも遅くありません。松井市長は、平和宣言において戦争法反対・原発再稼動反対の立場を鮮明にすることを求めます。

3、福島を見捨て、原発再稼働と海外輸出に突き進む安倍首相をヒロシマは許しません。


 3・11から4年以上が過 ぎましたが、福島の現実はますます深刻化しています。避難生活の長期化、労働者・農漁民・住民への帰還と被曝労働の強制、そして福島の子どもに127人も の甲状腺ガンが発見されるという大変な事態が起きているのです。にもかかわらず、再稼働と原発輸出へ突き進んでいるのが安倍首相です。「安倍首相!あなた は死の商人!世界を滅ぼす気か!」というのが被爆者の心からの叫びであり、怒りです。
 労働規制を解体し、残業代ゼロ、解雇自由などで、青 年たちの未来を奪い、社会保障解体で高齢者や子どもたちの未来をつぶしている安倍首相が、「原発を再稼動させる、国民の命と平和な生活を守るために戦争法 を成立させる、」などと言っているのです。どうしてこれに従うことができるでしょうか。もう誰も黙ってはいません。「原発再稼動阻止!」「戦争絶対反 対!」「安倍たおせ!」の世代をこえた大規模なデモが巻き起こっています。今、世界中で労働者民衆が「生きさせろ!」の巨大な反乱、ゼネストに立ち上がっ ています。これはヒロシマの声です。私たちは、今夏8・6ヒロシマを、「戦争法と再稼動の安倍倒せ!」「労働者の団結で、核戦争阻止・全原発廃炉」を掲げ てたたかいます。安倍首相の平和記念式典参加など絶対に許さないことを表明します。        以上                                       
           2015年7月30日    
           被爆70周年 8・6ヒロシマ大行動実行委員会
             (共同代表)
               下田礼子(反戦被爆者の会)
               吉原美玲子(被爆者、キリスト者)
               中島健(被爆二世)
               大江厚子(セイブ・ザ・イラクチルドレン広島代表)
               室本けい子(福島支援プロジェクト)
               大江照己(国鉄西日本動力車労働組合委員長)


メッセージ


  ■大石又七さん(8・6ヒロシマ大行動よびかけ人/ビキニ水爆実験被爆者)

  安倍晋三首相は岸元首相を祖父に持つ総理大臣です。岸元首相は太平洋戦争中、東条内閣の一員で、敗戦後A級戦犯容疑をかけられましたが、その後戦ったアメ リカに寝返り、国民の大多数の反対を押し切って、軍国主義につながる60年安保を成立させました。無責任な政治を行った安倍一族は再び日本を滅ぼそうとし ています。国のため天皇のためと立派な言葉に乗せられて最前線に駆り出され、南方のジャングルの中で獣や虫と一緒に白骨化した人々、北方の氷の下で震えな がら祖国に帰る日を待ちわびている英霊たちはまだ一万人もいると言われています。この人たちは今の日本の政治をどんな思いで見ているでしょうか。
 撃てば撃たれる戦争「剣をとるものは剣にびる」(聖書マタイ福音書二六章)という格言にも背いて、安倍首相は今アメリカ軍に従い、戦争支度にまっしぐらです。
 日本は先の大戦で2000万人にも及ぶ近隣諸国の老若男女や、自国の130万人もの尊い命を失いました。そして原爆投下により、人類初の苦しみを味わされ、もう決して戦争はせず、武器も軍隊も持たないことを、生き残った者たちは誓いました。
 日本は、世界でも唯一、争う者たちを諌める役目を担う人類悲願の平和憲法を持つ国家になったはずです。自民・公明党の政治家の皆さん、関ヶ原の闘いではありません。核兵器の時代です。目覚めてください。善良な日本人が危ない。
 ビキニ水爆実験被爆者 大石又七
  被爆70周年 8.6ヒロシマ大行動の成功を願いつつ 


■西川重則さん(8・6ヒロシマ大行動よびかけ人/とめよう戦争への道!百万人署名運動事務局長)

 8.6ヒロシマ大行動にご参加の皆さまに、心より連帯の思いをお伝えします。
  毎年のことですが、今年は特に戦後70年にあって、多種多様な集会・運動が企画されています。そうした中で、私自身はノーモアヒロシマ・ノーモアナガサキ の思いを心に刻み、なぜ、広島・長崎に原爆投下なのかについて思いを新たにしています。「被爆2世の6割 病気など不安」(「朝日新聞」 2015.7.30)という記事を読み、改めて原爆投下のアメリカの戦争責任、日本の同様の戦争責任の重大さを忘れることができません。
 あの時 (敗戦直前の2月14日)、昭和天皇が、近衛文麿の天皇に対する「戦争を止めてください」との訴えに耳を傾けていたらと思い返しているところです。その直 後の7月26日、「民主憲法の原型」と言われているポツダム宣言を天皇が拒否したことによって、広島・満州・長崎に対する悲惨な戦争の惨禍(8.6、 8.8、8.9)が引き起こされました。被害者の痛み、悲しみ、憤りは、戦後70年の今に至っても、消え去ることがありません。
 安倍首相が広島・長崎・沖縄その他の地域に行って、「平和・安全」の言葉を繰り返しても、国会での戦争法案の集中審議、成立強行をめざしている姿をみれば、そのまやかしは明らかです。
 国会傍聴を続けている私には、歴代の政権がいかに真実を隠して悪法や戦争法をつくってきたかということがよくわかります。ノーモアヒロシマズと共に、ノーモア戦争法のために、傍聴を続け、報告・講演などによって日々の平和の回復を目指しているところです。
 アジアの視点を忘れず、皆さまと思いを一つにして、共なる闘いをしていきたいと思います。


■三里塚芝山連合空港反対同盟

  「被爆70年8・6ヒロシマ大行動」に集まられた参加者のみなさん。三里塚芝山連合反対同盟から心より連帯の挨拶を送ります。
 安倍政権は、世界戦争・核戦争への参戦に向け安保法制をこの夏にも通そうとしています。ヒロシマをはじめとした反戦・反核の闘いに一貫して敵対してきた戦争放火者である安倍が来広し、慰霊碑前に立つことなど絶対に許すことはできません。
  安倍は戦争推進と一体で、戦後労働法制を解体し、教育や医療そして農業などの人間が生きるための基盤そのものを奪おうとしています。辺野古新基地建設の強 行、福島切り捨ての原発再稼働、TPP妥結の動きなど、民衆を犠牲にしながら一部の資本が生き残るための政治を実力で打ち砕きましょう。安倍政権を打倒 し、戦争・原発を必要とする社会を根本から変えましょう。
 50年目に入った三里塚闘争は、「軍事空港阻止」を掲げ、国家権力の暴力に立ち向かい 強制収用を阻み続けてきました。事業認定は失効し、土地収用法は適用できません。「戦時徴発」を阻んできた偉大な地平を覆そうと、6月12日東京高裁は、 市東孝雄さんへの農地明け渡し判決を下しました。市東さんは、「私に対する死刑判決であり、絶対に認めることはできない」と宣言し闘う決意を明らかにして います。農地は農民の命です。農民の耕す権利・生きる権利を戦争のために金(離作補償)で譲ることなど断じてできません。
 反対同盟は、東京高裁 の「農民殺し」判決を最高裁で覆すために、新たな「最高裁・緊急5万人署名運動」の開始しました。71年大木よねさんに対する行政代執行以来の農地の「強 制収用」を許さない、農民・労働者・市民の広範な怒りを結集させたいと考えています。5万人署名の達成にむけ、さらなるご協力をよろしくお願いします。
 福島・沖縄の反原発・反基地の闘い、そしてヒロシマの反戦・反核の闘いと結び連帯して、市東さんの農地死守・実力闘争で闘いぬくことを明らかにして連帯のメッセージとします。


■星野文昭さん(1971年11月沖縄闘争で獄中40年。再審中)

2015年8・6ヒロシマへのアピール
               星野文昭(徳島刑務所在監)

★戦争のない搾取のない誰もが人間らしく生きられる人間本来の社会を実現しよう。
  安倍・権力が、戦争法案を強行採決することで、戦争・世界戦争=核戦争の地獄の蓋を開こうとしていることに、誰もが目覚め、怒り、立ち上がり、生命と全未 来かけ、戦争法案を廃案にし、生きられない世の中を労働者人民の団結の力で変える、決して負けられない決戦が始まりました。
 戦争法案は、「存立・自衛」の名で、他国の戦争、他国での戦争に参戦するものであり、朝鮮有事、中東、ウクライナ等の戦争に加わるものであり、侵略戦争・世界戦争=核戦争法案そのものです。
 安倍の言う「戦争の抑止」とはまったく逆に、戦争の危機を高め、戦争を煽り 、今日の侵略戦争、世界戦争を拡大し、それは必ず核戦争となり、人類そのものを危機へ、地獄にたたき込むものです。
  全世界の労働者人民が一つに団結して、搾取の末に巨大化した過剰資本を抱え、大恐慌を生んでなお利潤を求め、延命しようとする大資本・権力が争闘戦を激化 させ、労働者人民に生きられない犠牲を強い、戦争をも強いる自国政府を打倒することこそが、そうして労働者人民がすべてを奪い返して真の社会の主人公と なってその人間性、共同性を解き放って発展させることが、戦争を止め、戦争のない、搾取のない社会を実現する唯一のリアルな道です。

★労働者人民がありとあらゆる形で立ち上がっている
 今、安倍への、資本・権力への怒りは沸騰しています 。彼らのやっていることが、1%のために生きられない犠牲、戦争を強いるものだということに、ますます目覚め、労働者人民がありとあらゆる形で立ち上がっています。
  1%のために既に6割が生活苦を強いられ、国鉄分割・民営化、派遣法・労基法改悪をテコとする外注化・総非正規化・無権利化・生活破壊によってギリギリの 生活を強い、戦争に動員していく、福島にさらに犠牲を強いる強制帰還・補償打ち切りで、全国・全世界を被曝させてもいいと原発再稼働し、核犠牲拡大に向 かっています。辺野古新基地建設、三里塚軍事空港建設を労働者・農民・人民の声を踏みにじって強行しようとしています。これらすべてが一つのものとして怒 りは広がり、深まり、あらゆる形で立ち上がっています。
 この怒り、闘いとつながり、労働者人民の団結の力で、この1%のために労働者人民を生き られず、戦争まで動員する安倍・資本・権力の攻撃を阻止し、彼らそのものを打倒し、戦争・搾取のない誰もが人間らしく生きられる社会を実現する国際連帯・ 階級的労働運動を体現する動労総連合・闘う労働組合をあらゆる職場につくり、その闘いを軸に、学園、地域、全国・全世界に拡大し、労働者人民丸ごとの決起 をかちとり勝利しましょう。

★星野闘争、国鉄闘争、8・6を一つに闘おう
 70年、労働者人民の団結の力で戦争のない、搾取のな い社会めざす闘いへの大反動、星野無期−国鉄分割・民営化に対して、絶対反対、階級的団結の闘いで勝利を開いてきた星野闘争、国鉄闘争は一 つに、そして、それと一つに闘う8・6闘争が、今、安倍、資本・権力の、生きさせず、戦争さえ強いる情勢に、目覚め、怒り、立ち上がる労働者人民に力を、 勝利の道を確信させるものになって、労働者人民の総決起かちとっていくものとなっています。
 そのようにして、星野闘争、国鉄闘争、8・6闘争の発展・勝利をかちとり、労働者人民の団結の力で、戦争のない、搾取のない、誰もが人間らしく生きられる人間本来の社会を必ず実現していきましょう。被爆者の思いを体現し、闘い、勝利しよう。



■ドイツ・ゴアレーベン

広島の皆さん、反核でたたかう仲間の皆さんへ!

  70年前、日本において人類に対するとてつもない犯罪が行われました。すばらしい広島と長崎の地に核爆弾が投下されたのです。
  アメリカの政府当局は日本社会に核、核エネルギーのいいイメージを植え付けました。こうして人類に対しての第二の犯罪が始まりました。福島の原発事故以前から、核はすべての生命を脅かす大犯罪でした。
 3年前に、私は広島の平和記念資料館を訪ねました。これまで私は人生で悲しくなったことはあまりありませんでしたが、破壊された歴史や生命についての展示を見たり、お話しを聞いて、本当に悲しくなりました。
 「民間」と「軍事的な」核事業などというのは、最初から、コインの表裏のようでした。違いなど存在しないのです。「平和的」な原子力発電所の操業などというものは常に核戦争計画の副産物として出てきたものです。
 しかし、ウラン鉱山の犠牲者たちはどうなのでしょうか?原発事故の犠牲者たちはどうなのでしょうか?永久的に放射能汚染にさらされた犠牲者たちはどうなのでしょうか?将来4万年にかけて生まれてくる何世代もの犠牲者たちはどうなのでしょうか?
 自分たちのため、子供たちのため、そして全人類の将来のために立ち上がろう!そして、今立ち上がらければなりません。もうたくさんだ!!権力を握った各国の政府は人民の幸福のことなど考えていない、頭にあるのは「世の中を回すのは金」ということです。
  私たちは多数だ。私たちは力があり、国は違っても同じビジョンのもとに立ち上がるんだ。再び核による惨禍が起こる前に、すべての原発とすべての核兵器プログラムを廃絶しよう!!
  広島の皆さん、日本の反核でたたかう仲間の皆さん、私たちの闘いは一つです!
 暗闇を恐れず、ロウソクを灯そう。
  私たちは多数だ。私たちは世界中どこにでもいる。私たちはこのようなことはけっして繰り返させない!
  すべての原発と核兵器を廃絶しよう!!  今すぐに!
  数千人が38年間核と闘ってきたヴェントラント自由共和国〔※〕より、団結と親愛と大きなハグを込めて。
 私たちの心はあなたたちと共にあります。ともに拳をあげよう!
 ケアスティン・ルーデック
  ゴアレーベン核廃棄物処分場建設反対同盟
  (正式名称は「リュヒョウ・ダネンベルク環境保護市民運動」)
 〔※〕ゴアレーベンのこと


■国際労働者連帯協会(UID-DER)より

To our dear class brothers/sisters in Japan who wage an honourable struggle,
名誉ある闘いに決起する日本の兄弟姉妹のみなさんへ、

70 years ago in hot days of August American imperialism carried out a massacre in Hiroshima and Nagasaki, the sorrow of which is still burns in our hearts. After his slaughter capitalist rulers said that a lesson was drawn from this disaster and that there would be no disaster like that. But this was a big lie and the race for nuclear armament continued with increasing pace.
70年 前の熱い夏の日、アメリカ帝国主義は広島、長崎で大量虐殺を強行しました。この悲しみは、未だもって私たちの心の中で燃えています。この大虐殺の後、資本 主義の支配者どもは、「この惨事から教訓が導き出され、このような惨事は二度と繰り返されないだろう」と語りました。しかしこれは大嘘でした。核武装競争 は加速的に継続されました。

Although capitalist states give the impression that they aim at putting an end to use of nuclear arms through “nuclear disarmament” treaties, what they call disarmament is nothing but producing new ones in place of the outmoded ones.
資本主義諸国は、「核軍縮」協定を通して核兵器の使用を終わらせることを目的していると印象付けようとしています。しかし、彼らの言うところの軍備縮小は、古いタイプの兵器を新しいものに置き換えること以外の何ものでもありません。

Modern nuclear bombs have a thousand-fold greater destructive power than those ones thrown at Japan. At present imperialists keep such a huge nuclear arsenal that could annihilate the world more than once. Capitalist greed for profit indicates that it will make no bones about drawing the world into disaster.
最新の核兵器は、日本に落とされたものに比して、一千倍もの破壊力を持つと言われています。今や、帝国主義は何回も世界を壊滅させうる巨大な核を貯蔵しています。金儲けにのみ貪欲な資本主義は、世界を大惨事に叩き込むことを躊躇しません。

We know that these black clouds will not be scattered, these disasters will not come to an end unless the working class wipes off capitalism together with its wars. Therefore we wage a struggle to overthrow capitalism and build a new world without classes, exploitation, wars. This struggle is an international struggle that you are part of, and we, as your class brothers/sisters in Turkey, send you our most sincere greetings. We wish you success in your struggle against Abe government which is warmonger and keen on nuclear power plants.
私 たちは、この暗雲は自ら散らばっていくことはなく、労働者階級が資本主義をその戦争政策と共に払い除けることで、この惨事に終わりを告げることができるこ とを知っています。だからこそ、私たちは、資本主義を転覆する闘いを遂行し、階級も搾取も戦争もない新たな世界を建設するのです。この闘いは、国際連帯を 通して貫徹されます。みなさんも私たちトルコの兄弟姉妹も、その一部を担います。
ここに私たちは最も心をこめた挨拶をお送りします。戦争挑発者で原発に熱中する安倍政権に対する闘いの大爆発をお祈りします。

In struggle and solidarity,
闘いと連帯の中、

Association of International Workers’ Solidarity (UİD-DER)
29.07.2015
国際労働者連帯協会(UID-DER
2015729

■ブラジルの 「CSP-Conlutas」(全国闘争連盟)が中心に組織している「International Labour Network of Solidarity and Struggles」(連帯と闘いの国際労働者ネットワーク)の8・6ヒロシマへの連帯声明

傘下の64の労働組合・諸組織が賛同しています。(添付参照)
国名は以下の通りです。
ブ ラジル、スペイン、フランス、パラグアイ、インドネシア、アルジェリア、ハイチ、イタリア、カタルーニャ、西サハラ、ニジェール、セネガル、エジプト、イ ギリス、ベルギー、コロンビア、チュニジア、ギリシャ、ベニン(西アフリカ地方)、ペルー、マリ、トルコ、パナマ、パレスチナ、スイス、ドイツ、IWW (Industrial Workers of the World)、ホンコン

Solidarity to Japanese Workers For Hiroshima A-bombing 70th Anniversary
ヒロシマ原爆投下70周年に際して、日本の労働者への連帯メッセージ

Brothers and Sisters,
兄弟姉妹のみなさん、

Seventy years ago, the United States carried out the criminal A-bombing of Hiroshima and Nagazaki which was proceeded by also criminal bombardment of  Tokyo, Osaka and other cities in Japan. More than 200,000 people were killed through these bombings combined.
70年前、アメリカ政府はヒロシマと長崎に原爆を投下し、東京、大阪など多くの日本の都市に犯罪的な爆撃を行いました。20万人を超す多くの人民が、この爆撃で殺されました。

Four years ago, Fukushima nuclear accident in March 11 2011 resulted in massive radioactive contamination affecting both workers inside plant premises and people living in the surroundings. Little was done to provide safe working and living conditions to workers and Japanese people.
4年前の2011年3月11日のフクシマ原発事故は、膨大な放射能をまきちらし、原発で働く労働者はもとより広大な周辺地域に住む人民に被曝を強制しました。そして、労働者と人民の安全な労働環境と安全な居住環境を確保する努力はほとんどなされて来ませんでした。

Both devastating events rest in the hearts and minds of working people across the world.
この二つの壊滅的な事態は、世界中の労働者人民の心に、深く刻み込まれています。

The International Labour Network of Solidarity and Struggles want to express our solidarity to Japanese workers in their struggle against nuclear bombs and war efforts promoted by capitalist governments. Instead workers need jobs, wages, safe working conditions and the end of privatization and casualisation of labor.
「連帯と闘いの国際労働者ネットワーク」は、資本家政府が推進する核武装と戦争政策に反対し闘う日本の労働者に、深い連帯の意を表明するものです。

Longlive International Labor Solidarity!
労働者の国際連帯に勝利を!


■ILWUの精鋭「アフリカン・アメリカン港湾連合」から

人種主義と差別に反対し、正義と平等のために闘う
アフリカン・アメリカン港湾連合

―動労千葉協賛の反核・反戦集会への支援声明―

動労千葉国際連帯委員会並びに運輸労働者の仲間のみなさん、そして労働者階級の同志のみなさん、

核戦争とその付随的施設である原発の再稼働に反対する貴闘いに敬意と支援を表明すると共に、広島への原爆投下70周年に開催される貴反戦集会への賛同を表明します。

権 力の座に居座る者どもは、人類の今と未来に幾ばくかの関心をも示さず、全人民に貧困、債務、飢餓と人生の破滅となって跳ね返る大量破壊兵器の製造施設を拡 張し続けています。私たちは、全世界の人民・労働者として、父であり母である存在として、そして青年労働者として、この現実を弾劾せず闘いの声を上げない まま、沈黙を守ることはできません。

兄弟姉妹のみなさん!日本、中央アジア、アメリカや世界のどの地域に建設されている核施設も、世界中の人民に重大な影響を与えることを熟知しています。私たちは、2011311日の巨大地震を鮮明に覚えています。飛散した核物質は、太平洋沿岸の北アメリカの至る所に降り注ぎました。一旦大事故が起これば、核物質は世界中に飛散することは明白であり、私たちは全原発の廃炉を闘い取らねばなりません。

私たちは安倍とオバマの両政権に、次のようなメッセージを送りつけます。
原発再稼働を止めよ!
太平洋の両岸における戦争法策動と新兵器による武装を撤回せよ!
ヒロシマを絶対に繰り返さないぞ!

1人の痛みは、みんなの痛みだ!
連帯を込めて、

ガブリエル・プロール:
アフリカン・アメリカン港湾連合共同代表/MWMシアトル共同代表
クラレンス・トーマス:
 MWM全国共同代表
アビン・ネランス:
 アフリカン・アメリカン港湾連合シアトル代表
フレッド・ハイド:
 Freedom Socialist Party代表


■米・AFT local 1521〔アメリカ教員連盟第1521支部〕

ロサンゼルスのコミュニティーカレッジ(日本の短大的なもの、社会人教育も含む)の教職員労組から
 AFTのカレッジスタッフ労組は、8・6ヒロシマ大行動のアピールに連帯します。
 Power to the People!(人民に権力を!) 
 ありがとう。

■イラクの医師

私は32歳なのですが、イラク南部 の都市・バスラで生まれ、自分の国で3つの大きな戦争を経験しました。私の町が破壊され、私の隣人たちが絶え間なく殺されるのを見ました。そういう状況の 中で私は大きくなり、生活し、勉強をしました。だから、私は被害者の一人として書くことができると思います。
 ヒロシマへの訪問に先立って、原爆に晒された町について一つの考えを持ちました。しかし、平和記念資料館を訪れて、その破壊の程度の凄まじさに驚きました。そして、人々がどれほど原子爆弾に苦しんだかを知りました。しかも、今もその困難に苦しんでいる。
  ヒロシマとバスラという二つの経験を通して、放射能、原子爆弾そして原子力発電所という危険の存在の中にある子どもたちの未来について考えを深めるべきだ と思う。それは何時でも爆発し、全てのものを殺し得る時限爆弾だ。だから、私たちは一つになって原子力発電所と核兵器に反対する。
 私の望みは世界と人類があらゆるところで幸せに暮らし、戦争も、武器も病気もないのを見られることだ。

 イラク人医師 カリド・アハメド(イラク・バスラ市在住、セイブ・ザ・イラクチルドレン広島の招聘により4月〜6月広島市民病院循環器小児科で研修)




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関連行事


12:30〜15:00 産別労働者交流集会

■国鉄産別集会 3階・音楽室(13:00〜)
■ヒロシマ全国自治体労働者交流集会 2階・ギャラリー
■ヒロシマ全国教育労働者交流集会 3階・スタジオ2
■郵政労働者交流集会 3階・中会議室
■医療・福祉労働者全国交流集会 3階・ 大会議室
■闘う合同・一般労組総決起集会 1階・スタジオ1
■民間交通運輸労働者交流集会 3階・工作実習室

15:30〜17:30

■青年労働者交流集会 1階・大ホール
■全国学生集会 1階・スタジオ1

18:00〜19:30

■避難・保養・医療運動交流会 1階・スタジオ2