2024年11月13日水曜日

11・17 パレスチナと連帯するヒロシマ集会に集まろう!

 

パレスチナと連帯する
11.17ヒロシマ集会

<講演>
改めて問うパレスチナ問題と人類の未来〜混沌と迷走の世界的視座から
講師:板垣雄三さん(東京大学名誉教授 東京経済大学名誉教授)

日時:2024年11月17日(日) 13時開場 13時30分開会
場所:広島弁護士会館3階 大会議室 (広島市中区上八丁堀2-73)

講師の板垣雄三氏はイスラーム現代史に長年取り組む一方、かつてから、「イスラエル建国は欧米社会 の反ユダヤ主義への反省と克服への努力不足」「パレスチナ人こそ『ユダヤ人』問題を根源的に批判できる」「征服・支配・収奪に服従させられる人民が抵抗する権利(1970年国連決議)を見直すべき」と指摘されてこられました。
以下は板垣氏の寄稿からの引用抜粋です。
「国際法・国際人道法を幾重にも踏みにじるイスラエル国家が厳重封鎖してきた『青空監獄』ガザ地帯の圧力釡破裂が、2023年10月7日ついに発生、ここぞとばかりイスラエル国家が開始した対ハマース戦争の過激なジェノサイドはお仕着せの言説や社会的思考の約束事・慣性を揺り動かす叫びの世界的交響を惹き起こした。何より注目の的は世界のユダヤ人の間で強烈なイスラエル国家批判が拡大的に表面化したことだ。(中略)「ホロコースト後」欧米市民は自らの痛みで償い、生還できたユダヤ人は欧米社会が迎え入れるべきだったのに、それらの責任をスケープ・ゴートに仕立てたパレスチナ人に丸ごと肩代わりさせ、植民国家イスラエルのパレスチナ軍事占領支配を既成事実と認知してきた厚顔無恥の偽善、米欧中心主義 の独善や頽廃とともに、もはや隠しようもなく視覚化されたのだ。」          (『土着的近代研究』特集〈土着的近代と平和構築〉巻頭より)



イスラエルは虐殺を今すぐやめろ! 
 10・7蜂起から一年。イスラエルは4万人を超える人々を殺し、破壊の限りを尽くしたガザへの無差別攻撃だけでは飽き足らず、国連決議を何十度目かに反故にし、近隣諸国の主権を踏みにじり、他国領土内で暗殺と軍事攻撃をやりたい放題に繰り返し始めています。帝国主義の危機の中で日米は中国に対する戦争を着々と準備する一方、イスラエルによる「力による現状変更」は見逃すばかりか公然と支援し続けています。許しがたいことにバイデン米大統領は、政権延命のためにイスラエルを「完全に完全に完全に支持する」と表明し、今後も支援を継続するつもりです。
 何度でも言います。事の発端は昨年10月7日ではなく、宗教や民族の対立でもありません。
 ホロコースト=ユダヤ人大量虐殺の責任をごまかしつつ、帝国主義の中東石油支配のための軍事基地国家として建設されたのがイスラエルです。イスラエルによる侵略と虐殺、民族抑圧と入植地拡大を放置するばかりか、積極的に支援し続けてきた帝国主義各国が現在の悲惨な状況を生んでいるのです。(写真は10・7から1周年のニューヨークでのパレスチナ連帯デモ)
イスラエルを支え、中国侵略戦争に突き進む石破政権を倒そう! 
 自民党総裁選ではすべての候補が改憲と核武装を主張。「戦争に行かない人は死刑」「反戦デモはテロ」の石破が新首相に。さっそく「核共有」「憲法への自衛隊明記」を主張し中国侵略戦争への「挙国一致」をつくるための総選挙に踏み切りました。10月下旬から自衛隊・米軍4万5千人が参加し、沖縄・琉球弧を最前線とする対中国の大軍事演習が行われています。9月25日には海自の護衛艦「さざなみ」が台湾海峡を通過する重大な軍事挑発を強行。戦争前夜情勢です。
 アメリカの最大の同盟国として、アメリカ・イスラエルの軍事行動を支えているのが日本です。5月千葉での武器見本市へのイスラエル企業の参加を拡大し、自衛隊もイスラエルの無人機導入を検討しています。
集会禁止打ち破った8・6ヒロシマに続く反戦行動を! 
 私たち8・6ヒロシマ大行動は今年8月6日、虐殺を続けるイスラエル、「拡大抑止」で中国への核戦争を準備する岸田首相と米大使の式典出席に抗議し、広島市の「集会禁止令」を打ち破って原爆ドーム前反戦反核集会を打ち抜きました。一人の逮捕も、排除も許しませんでした。大勝利です。(写真は8月6日のデモ)
 8・6ヒロシマのように闘おう! 8・6ヒロシマに続く闘いを! 日本政府のイスラエル支援を糾弾し、国際連帯の力で今すぐに虐殺を止めさせよう。そして日米同盟のもとで行われようとしている中国侵略戦争を被抑圧民族人民と連帯して絶対に阻止しよう。