2023年8月17日木曜日

戦争やめろ! 岸田への怒り爆発 8・6ヒロシマ大行動報告





 被爆78周年 8・6ヒロシマ大行動はウクライナ戦争を直ちにやめろ! 中国侵略戦争阻止! 世界戦争・核戦争阻止を掲げ全国からおよそ700名が結集して開催されました。平和記念式典に岸田が出席し、サミットと広島ビジョンを賛美し、G7の戦争と核保有を正当化しようとしましたが、これを「ヒロシマの怒り」で打ち砕きました。G7広島サミットに続いて「ヒロシマ・ナガサキの闘い」、被爆者を先頭とした日本の反戦反核闘争をつぶそうと目論んだ岸田政権の思惑は完全に吹っ飛ばされ、逆に広島ビジョンへの怒り、戦争と大軍拡への岸田に対する怒りがほとばしる8・6ヒロシマ闘争となりました。広島に来た岸田が記者会見でまず広島ビジョンについて「釈明」するところから始めなければならなかったのはそれをよく表しています。
 ウクライナ戦争開戦から2年目となる8・6ヒロシマ闘争。アメリカが「ロシアを抑え、中国を打ち負かす」(米国家安全保障戦略 昨年10月)という中国侵略戦争・世界戦争戦略を打ち出しての8月6日。アメリカ・NATOの兵器供与が激化し、戦争がどんどん激化する中、本気で核戦争を止めるために声を上げ、行動することが求められた8・6でした。
 岸田政権はG7広島サミットで2万4000人の機動隊を動員し、G7の戦争と核保有を正当化する広島ビジョンを発表しました。サミット賛美の大キャンペーンを展開し、サミット反対・戦争反対の声を押しつぶそうとしました。広島を沈黙させ、反戦反核運動をつぶし、戦争反対の運動と意思を解体することを目論みました。しかしG7広島サミット粉砕の実力闘争でそれは打ち砕かれ、逆に広島ビジョンに対する怒りが各所から噴き出しました。
 岸田政権は8・6ヒロシマー8・9ナガサキでG7広島サミットを賛美し、G7広島サミットで貫徹できなかった反戦反核闘争の圧殺を目論みましたが、完全に破産しました。
 6日朝には岸田政権の尖兵である右翼・日本会議数十名が結集して反戦反核集会の妨害を試みましたが、8・6ヒロシマ大行動に集まった全国の仲間の固いスクラムによって一瞬にして吹き飛ばされました。全国から結集した600名の仲間と原爆ドーム前での集会を勝ち取り、岸田の式典出席弾劾のデモを貫徹。広島ビジョンを美化し戦争と核保有を正当化しようと試みる岸田の演説に対して徹底弾劾するコールを叩きつけました。
 午後、県立総合体育館での集会では長崎の被爆者土井玞美子さんのアピールをはじめ、被爆者、被爆2世のアピール、福島、沖縄のアピール、全国で反戦反核をたたかう労働組合や学生からのアピールが行われました。また、韓国・大邱から参加した全教組大邱支部の教育労働者、イラクから参加した医師のフサームさんからもアピールが行われました。集会後の広島市内デモでは沿道から多くの声援が寄せられました。
 6日の行動に先立つ5日午後には全国の教育労働者が呼びかける反戦デモが行われ、夕方には広島ビジョン弾劾! 大軍拡・戦争の岸田打倒!を掲げた集会が東区民文化センターで行われました。
 全ての取り組みを通じて、世界戦争・核戦争を止めるため、いますぐ、さらに大きな反戦闘争を巻き起こしていくこと、戦争に突き進む岸田政権を打倒するために行動することが打ち出され、参加者全体の決意となりました。
 全国からご参加いただいた皆さん、賛同いただいた皆さん、ありがとうございました。戦争をとめるため、さらなる行動に取り組んでいきましょう。