2020年8月14日金曜日

被爆75周年8.6ヒロシマ大行動(8月5日)

〇8.5分科会

1、被爆体験者のお話を聞く会

 8月5日の分科会として、被爆者の堀江壮さんのお話をうかがいました。被爆当時の様子から、それから75年間、被爆者である堀江さんと家族の生き様を話して頂き、だからこそ、世界の被曝の問題を課題として引き受けられている姿に、参加者からの共感と感動の感想がよせられています。

2、被爆伝承者のお話を聞く会

 続いて、被爆伝承者の山村法恵さんから、被爆者・松原美代子さんの被爆体験のお話を、松原さんの描かれた絵を見ながら、話して頂きました。松原さんは2年前に亡くなられていますが、その体験や思いを若い人々へ伝えていきたいという気持ちがとても強く伝わりました。

3、軍都広島の戦跡めぐり

 さらに、大型バスを貸し切って、学生・若者で「軍都広島の戦跡めぐり」を敢行。広島城址にある日清戦争の際の大本営跡地や、存廃問題に揺れる被爆建物・被服支廠、国鉄宇品線跡などなど、被爆以前は軍都であった広島の「加害の歴史」について学ぶ、フィールドワークを行いました。参加者からは驚きとともに、反戦反核を訴えることの意味を深く考える良い機会になった、という感想が多数寄せられました。


〇8.5フォーラム「8・6ヒロシマと改憲問題」を開催

 8月5日、東区民文化センター・ホールにおいて、フォーラム「8・6ヒロシマと改憲問題」が開かれました。まず最初に、86実行事務局長・宮原亮さんが「実行委員会のこの1年間の取り組みの報告」を行いました。昨年10月22日から「拡声器規制条に反対する有志」が集まり松井市長を追い込んだこと。今年4月以降はコロナを口実とした平和記念式典の変質と闘い、阻止してきたことが報告されました。

「実行委員会のこの1年間の取り組みの報告」

←クリックすると開きます(pdfファイル 45MB)

続いて、広島大学学生自治会の森田寛隆さんが、「8・6ヒロシマの歴史」について、戦後被爆者としての「生きる闘い」と、労働者としての「生きる闘い」が一体のものとして進んだと提起されました。

「8・6ヒロシマの歴史」←クリックすると開きます(pdfファイル 47MB)

3人のパネラーからの提起として、小学校教員の平野綾子さん、広島市職員の福井利明さん、安芸太田町議会議員の大江厚子さんが報告。参加者から「とても良かった。明日の朝デモに向け、やる気が湧いた集会だった」「8・6ヒロシマ大行動実行委員会のみなさんが、この1年、大衆的に闘いを進めてきたことがよくわりました」などの感想が寄せられ、大成功でした。