2024年5月11日土曜日

5・25 8・6ヒロシマ弾圧を許さない市民集会に集まろう!

 

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原爆の日に戦争反対の声を上げたら逮捕。これは戦争の始まり

弾圧への怒りの声広げ、5人を取り戻そう。戦争をとめよう

 昨年の8月6日原爆の日に原爆ドーム前で行われた反戦反核集会に参加した5人の仲間が、半年も経過した今年2月28日「暴力行為等処罰法」違反で逮捕され、3月19日起訴されました。(8・6ヒロシマ暴処法弾圧)

 マスコミなどで言われる「集団で市職員を暴行した」というのは警察・検察による完全なでっち上げです。ケガをした市職員はおらず、被害届も出されていません。事実は、集会を破壊しようと襲いかかってきた「日本会議」など右翼から集会を守ろうとしただけです。

 8月6日原爆の日に広島で反戦反核の声を上げたら逮捕・投獄。戦前と全く同じ反戦運動弾圧です。これは戦争の始まりです。


戦争に向かっての岸田政権のヒロシマつぶし

 この弾圧は岸田政権が進めている戦争に向かう政治と一体です。軍事費を2倍化し、沖縄の軍事拠点化を進め、自衛隊と米軍の指揮を統合して日米共同で中国への侵略戦争をやろうと激しく準備を進めています。

 しかしどんなに戦争の準備を進めても、圧倒的多数の労働者市民は戦争反対です。特に、被爆地ヒロシマはナガサキや沖縄と並んで、反戦反核の運動が営々と取り組まれ、戦争を許さない「拠点」となってきました。岸田政権は戦争のできる国に転換するため、なんとしてもヒロシマを叩きつぶそうとしています。G7広島サミットとG7の核保有を肯定した「広島ビジョン」。「はだしのゲン」「第五福竜丸」の教育ノートからの削除、松井広島市長による教育勅語の研修での使用。こうしたヒロシマをめぐる動きの中に今回の8・6弾圧はあります。

 逮捕の前日、広島市議会は右翼が提出した8・6集会・デモの禁止を求める請願を可決しました。松井市長は「警察と連携」と8月6日の集会とデモの禁圧を狙っています。1950年朝鮮戦争の時、占領軍のもとで集会・デモが禁止された歴史の再現です。


日本の戦争突入を許すかどうかがかかった大決戦

 しかし「広島で戦争反対の声を上げたら逮捕!ありえない!」と全国で怒りの声が上がっています。5人の釈放を求める裁判所宛の署名は続々と集まり、8・6弾圧に抗議する共同声明には多くの心ある人々が名を連ねています。日本中・世界中で広がる反戦闘争、パレスチナ連帯の闘い、沖縄の基地撤去の闘いと一体で、日本の戦争突入を許すのどうかをかけた歴史的なたたかいとして8・6弾圧とのたたかいはあります。「安らかに眠ってください、過ちは繰り返しませぬから」という誓いは、8・6弾圧を許すのかどうかにかかっています。8・6弾圧への怒りの声を広げ、5人を取り戻そう! 5・25集会・デモに集まろう!

2024年5月9日木曜日

8月6日平和公園立ち入り規制=集会禁止を許さない! 広島市に撤回申し入れと記者会見

広島市に対して平和公園立ち入り規制撤回を申し入れ

市政記者室で記者会見

5月7日に発表された8月6日の平和公園立ち入り規制=集会禁止攻撃に対し、広島市に対する撤回を求める申し入れを行い、記者会見を行いました!

5月11日には抗議のデモを行います! 5月11日(土) 15:00 京口門公園(広島市中区八丁堀3)に集まろう!


報道



広島市・松井市長は


8月6日平和公園集会禁止を撤回しろ!


  5月7日、広島市は今年の8月6日の原爆の日に平和公園を鉄柵で囲い、手荷物検査などを行って立ち入りを規制し、プラカードなどの持ち込みを禁止する「入場規制」を明らかにしました(右図)。

 これは、岸田政権が進める戦争政策と一体の反戦反核運動弾圧です。毎年8月6日に原爆ドーム前で様々な団体が行ってきた反戦反核集会を全面禁止する攻撃であり、同時に、岸田首相、米国およびイスラエル代表の式典参加に対する怒りの声を圧殺しようとする暴挙です。断じて許すことはできません。

 昨年8月6日の原爆ドーム前集会に参加した5名の仲間の不当逮捕(8・6弾圧)が、8月6日の反戦反核集会の全面禁止のための「見せしめ」的な政治弾圧であったことがますますはっきりしました。

 8月6日に原爆ドーム前で反戦反核の声を上げたら、核武装や改憲を主張する右翼が襲いかかってくる、右翼と対峙して集会を守ろうとすると逮捕・投獄される、そしてそれを理由に集会が全面禁止される。戦前の官憲による集会弾圧と何が違うというのでしょうか!

 私たちは広島市に対して決定の撤回を求めるとともに、全世界の戦争反対の闘い、パレスチナ解放の闘いと連帯し、パレスチナ虐殺をやめさせ、ウクライナ戦争をやめさせ、中国侵略戦争を阻止するために、記念式典の岸田首相、米国代表、イスラエル代表の出席に抗議する8月6日朝の集会とデモを絶対にやり抜きます。

 戦争反対、核廃絶、平和を願うすべての皆さん、ともに広島市の「8・6平和公園集会禁止」決定に怒りの声を上げましょう!


戦争に突き進む岸田政権の「反戦反核の8・6つぶし」

 今回の広島市の決定は、広島の反戦反核の思いと、戦後連綿と続く反戦反核運動をたたきつぶそうとする岸田政権と広島市当局が一体となった「ヒロシマつぶし」の攻撃です。

 4月10日の日米首脳会談では「3年間を経て日米同盟は前例のない高みに達した」と宣言。この3年間日米政府は中国への侵略戦争ー世界戦争を準備してきたのです(上の表)。岸田首相は翌11日の米議会演説で、アメリカと「肩を組んで」中国に対する戦争を行うことを宣言。そのために自衛隊と米軍の司令部機能の統合や沖縄・南西諸島の軍事要塞化、日本列島ミサイル配備などを決めました。

 このように戦争の具体的準備を進めていますが、国民の大半は戦争反対です。岸田政権はこうした状況に対し、ヒロシマ・ナガサキや沖縄の反戦反核反基地の運動をたたきつぶそうとしています。

 昨年5月のG7広島サミットはまさにこうした目的で開催されたものでした。2万4,000人の機動隊で広島を戒厳令下に置き、核抑止力を肯定する「広島ビジョン」を発表し、ゼレンスキー大統領を招いてF16戦闘機供与を決めました。しかし、サミットに対しては連日の抗議デモがたたきつけられ「サミットでヒロシマ圧殺」の策動は破産し、逆に広島ビジョンと岸田政権に対する怒りの声が高まりました。 

 8・6弾圧はこのようにどのような圧力に対しても屈することなく怒りの声を上げ続けるヒロシマの反戦反核の運動をたたきつぶそうとする攻撃です。今回の立ち入り規制=集会禁圧は一連の「ヒロシマつぶし」の攻撃の一環であり、ついに広島市当局が集会の禁圧に乗り出したと言う点で画歴史的な反動的決定です。


逮捕恐れず闘うアメリカの学生たちのように

 パレスチナ連帯・虐殺やめろの闘いが全世界で爆発しています。アメリカ全土で大学生が警察による逮捕・弾圧にも屈せず闘い抜いています。

 松井市長の「ロシアは招待しないが、イスラエルは招待する」という決定は日米同盟を軸とした世界戦争を推進する立場に立っているものであり断じて許されません。

 世界中で巻き起こるパレスチナ連帯・戦争反対の闘いと連帯し、広島から今こそ戦争反対の声を上げる時です。