2020年7月20日月曜日

7月19日に第5回実行委員会を開催

7月19日に第5回実行委員会を開催しました。8月5日〜6日当日に向けて、事実上最後の実行委員会となります。

 今回は、実行委員会に先立って同じ会場で講演会「原発をめぐる歴史とこれから」(NAZENヒロシマ主催)も行われました。講演者の方からは、広島への原爆投下が原発宣伝に利用されてきたこと、いな1950年代はむしろ広島が原発(アイゼンハワー米大統領の唱えた「平和のための核」)を推進してきたこと、そしていまの中国電力と原子力発電との関係等々、多岐にわたって説明されました。非常にわかりやすく、それでいて内容豊富な中身で、多くの参加者から高評価をいただきました。

 実行委員会で事務局長の宮原から提起された内容の一部をご紹介します。※一部表記等を変更しています。


――安倍は改憲そのものを全く諦めていません。7月16日には「任期中に改憲を成し遂げる」と再び公言しました。トランプ米大統領の大核軍拡政策も進行しています。同じ7月16日には、75年前の世界初の核実験(トリニティ実験)を「驚くべき偉業」と声明しました。核による世界支配を全面的に肯定し、再び核戦争に突き進もうとしています。
――こうした情勢の中で、原水禁も原水協も世界大会の中止(オンラインのみでの開催)です。「コロナだからしょうがない」という問題ではないと思います。反戦反核の世界的発信地である広島、その歴史的な日である8・6…… 歴史的にも現在的にも重要な役割を果たしてきたヒロシマが反戦反核の闘いの旗を、たとえ一時的にせよ降ろしてしまってよいのか…?
――コロナで暴き出されたこの社会の矛盾に対して「もうこのような世界を変えよう」という声が全世界で高まっています。これに連帯する8・6ヒロシマであるべきだし、それは「新たな核戦争と改憲を阻止する」「核廃絶の声をもっと大きく」ということであると思います。残り3週間、市井の人々に届く訴えを行って、8・6ヒロシマ大行動を成功させましょう。


 その後の討論では、河井汚職問題もセットで訴えていこうという意見や、デモ行進の際に市民に訴えるものにしようという意見が出されました。また、コロナ感染防止に必要な具体的対応の検討、集会の運営などを議論して決定しました。
 事務局長からの提起にあるように、まさしく「残り3週間、市井の人々に届く訴え」を行っていきます。

(実行委員会・SD)