2025年11月23日日曜日

8・6暴処法弾圧裁判 不当判決弾劾! 

 

不当判決を徹底弾劾



公判前、裁判所包囲デモ


公判後の記者会見

 11月18日、広島地裁で8・6広島暴処法弾圧裁判の判決公判が行われました。不当にも角谷裁判長は5被告に対し懲役1年2カ月の有罪判決(被告4名に執行猶予3年、1名に執行猶予4年)を下しました。この不当判決を断じて許せません。
 
 この判決で角谷裁判長は、右翼の暴力や突進、体当たりなどを単なる妨害行為と言い、右翼と一緒に体当たりしている市職員についても「一歩足を踏み出したが通路確保業務をしていた」と言って免罪。一方、最前列にいた4人、指揮していたとされた冨山君、後ろから押した全員が犯罪を引き起こしたのだとしています。
 しかも、この暴行したのは被告人ではなく右翼と市職員の側だと明らかにした小川鑑定を信用性なしとし、「政治弾圧ではない」とこの判決を正当化しました。
 右翼の妨害にひるむことのなく、前進したことが「体当たり」で暴力犯罪とする極悪の判決です。8・6の朝に反戦反核の闘いをした全員が犯罪者とするものです。

 傍聴席から「何一つ立証していないぞ」「不当判決を許さない」と弾劾の声が上がりましたが、角谷は判決文ではなく判決要旨を読んで5分で逃げ出すという無様な姿をさらしました。そもそも判決文自体も短いのですが、検察立証が出来ていないことを裁判官たちが補っている判決文・作文です。判決文全体を読んでいたら、弾劾の声を浴びせられ、いたたまれなくなるから逃げたのです。

 被告・弁護団は即日控訴しました。
 被告団は、反動判決を弾劾し意気軒高と闘っています。古郡さんは「8・6で右翼の妨害と闘ったことは正しい。誰一人屈服することなく闘ってきた。これからも闘う」と決意をみなぎらせています。
 この判決は、高市が「台湾有事は存立危機事態」と叫び、中国侵略戦争に猛突進する中での極反動判決です。安保3文書を前倒し改定を指示し、非核三原則の見直しと解体、核共有、原潜建造へと踏み込んでいる攻撃そのものです。中国侵略戦争を核戦争として行うという決断している高市政権にとって、被爆地ヒロシマの反戦反核の闘いをつぶし、来年の8月6日の原爆ドーム前での集会が開かれることなどあってはならないという意志そのものです。2年前に開始された8・6暴処法弾圧が、中国侵略戦争・核戦争のための反戦反核闘争根絶攻撃であることがいよいよはっきりしました。
 すでに昨年、今年の8月6日の原爆ドーム前を解放区にして闘いぬくことで跳ね返しました。文字通りの国家暴力による弾圧を実力で粉砕して、勝ち取りました。ここに被告団が加わり、一人も欠けることなく闘いが継続しています。すでにこの暴処法弾圧を核心において粉砕していると言えます。さらに巨大な8・6の原爆ドーム前集会を勝ち取っていくことこそが我々の回答です。そして高市政権を倒し、中國侵略戦争を阻止しましょう。
 12月21日に「8・6ヒロシマ暴処法裁判」報告集会を行います。仕事などで公判にはなかなか参加できなかった方を誘って、大きな結集を勝ち取りましょう。被告団も駆け付けます。共に控訴審勝利、反戦闘争爆発のうねりを作っていきましょう。
(11・23 ヒロシマ反戦デモ 暴処法弾圧を許さない会事務局の発言より)