2023年5月21日日曜日

5・20 G7広島サミット反対 国際反戦集会

G7広島サミットが開催中の5月20日、G7広島サミット粉砕闘争の一環として南区民文化センターにて国際反戦集会を開催しました。

※発言などの詳細はまた追って紹介します。

集会にて全国の被爆者・被爆2世・3世総勢21名が呼びかける「ウクライナ戦争をただちにやめろ!  中国侵略戦争阻止! 世界核戦争を阻止しよう! ヒロシマ・ナガサキの被爆者、被爆2世、3世による共同アピール」が発表され、集会全員の拍手で確認されました。(ページ下部に全文と英語文)


開会挨拶 安芸太田町議会議員 大江厚子さん(実行委員会共同代表)

沖縄・宮古島から 清水早子さん

「広島の異常な警備と宮古島の現状が日本の行く末を象徴している。宮古島は軍拡の坩堝になっている」

沖縄大学学生自治会・全学連委員長 赤嶺知晃さん

「日米同盟の最大の実体である沖縄から闘いを起こすことが戦争を止める最大の力」


杉並区議会議員 洞口ともこさん

「バイデンが片手で核のボタンを持ち、片手で被爆者に献花する。こんなことは許してはいけない」


3・11 反原発福島行動実行委員会共同代表 椎名千恵子さん「福島をなかったことにしようとしている岸田が広島で戦争会議をやることに怒り決起しました。」

自治労広島市労働組合 住廣美智子さん「反核脱原発と非正規職の待遇改善のスローガンをおろし、それに反対した自分を執行委員から外すという攻撃に対して、50名の署名を集めて抗議。この攻撃はG7広島サミットと一体」


ウクライナ戦争をただちにやめろ! 中国侵略戦争阻止!世界核戦争を阻止しよう!

        ヒロシマ・ナガサキの被爆者、被爆2世、3世による共同アピール


 世界中に戦争と貧困、放射能汚染と地球環境破壊をもたらした張本人であり、核兵器禁止条約を拒否し自国の核武装を推進するG7首脳が、一昨日から広島を訪問し、G7サミットを開催しています。人類最初の原爆被害の地、ここヒロシマでわざわざG7サミットを開催した意味は何でしょうか。

 それは第一に、G7という帝国主義の利益のために、ウクライナ戦争を継続しエスカレートさせるためです。彼らは今、全世界で広がる「ロシアもNATOも手を引け! 戦争をただちにやめろ!」という声を押しつぶし、ウクライナに兵器を送り、戦争資金を送っています。

 その上、供与した戦車で劣化ウラン弾を使うことを平然と宣言し、ウクライナに放射能汚染を拡大し核戦争の危機を引き寄せています。岸田首相はウクライナ訪問からサミットを通じて日本の参戦・殺傷武器輸出を狙っています。

 第二に、G7、とりわけ米国と日本による中国侵略戦争を準備するためです。G7各国こそこれまで世界中で軍事力と金融的暴力で世界を支配してきたにもかかわらず。中国に対して「力による一方的な秩序の変更は認めない」といって軍事的威嚇を加え、戦争を準備しています。岸田政権は平和憲法を無視して軍事予算倍増・敵基地攻撃能力保有を宣言し、沖縄・琉球諸島をはじめ日本全国で軍事基地の増強に走っています。沖縄や韓国を出撃基地とする中国侵略戦争の準備のために、G7広島サミットは開催されているのです。

 第三に、これらの戦争を「核なき世界の実現」などという言葉で正当化することを目的に広島でサミットを開催しています。彼らは「ロシアや中国の核は無くさなければならないが、米国はじめG7の核は強化する必要がある」と恥ずかしげもなく主張しています。「核をなくす」という言葉で核戦争をやる、そのための戦争プロパガンダに広島を徹底利用しようとしているのです。

 彼らは、彼らのウソが暴かれ、怒りのデモで包囲されることを恐れ、日本全国から2万4000 人もの警察官を集め、近隣の学校も保育園も閉鎖し、平和記念公園を立ち入り禁止にし、G7による「広島占領」状態を作り出しました。「平和のための会議」という嘘のキャンペーンを連日のように主要メディアで垂れ流し「サミット反対」の声を封殺することを目論見ました。

 これに対し私たちは昨日「帝国主義による核戦争会議=G7サミット粉砕」を掲げ、こうした超厳戒態勢を打ち破る2度のデモを貫徹し、広島でのG7サミット開催に込めた彼らの目論見を打ち砕きました。私たちは今日、そして明日もG7広島サミットを追撃するデモを行います。

 帝国主義が自らの矛盾を爆発させ、再び三たび、世界の勢力圏を奪い合う世界戦争に進み始めています。今回の世界戦争は、基軸帝国主義の座から没落するアメリカ帝国主義を先頭としたG7と、アメリカ帝国主義が最大の競争相手と名指しする中国、そしてロシアとの戦争として進行しています。戦争がどのような経過をたどるにせよ、このまま彼ら支配者に任せれば必ず世界核戦争の破滅に行き着くことは明らかです。

 このような破滅の道を進むことを我々は拒否します。我々の進むべき道は、自国政府の戦争に反対し、全世界で反戦反核闘争を爆発させること、戦争によってしか延命できなくなったこの支配体制を労働者民衆の力で打倒することです。

 ヒロシマ・ナガサキの被爆者とその子、孫である我々は、二度と再びヒロシマ・ナガサキの惨劇を絶対にいかなる国の人々の上にも繰り返させてはならないと強く決意しています。日本帝国主義のアジアに対する植民地支配と侵略戦争の行き着いた先がヒロシマ・ナガサキでした。今再び岸田政権は大軍拡を行い、軍事同盟を強化し、日本を再び「戦争する国」に変えようとしていること、そのために「ヒロシマ」を利用しようとしていることを絶対に許すことはできません。そうした強い決意のもと全世界の労働者民衆に、ともに、自国政府の戦争に反対して立ち上がることを呼びかけます。

 世界核戦争を阻止するため、万国の労働者民衆は団結しよう!


被爆者・被爆2世・3世一同 (順不同 敬称略)

【被爆者】 吉原美玲子 下田禮子 城臺美弥子 高木美佐子

【被爆2世】 中島健 壹貫田康博 井上千代 野田次郎 平野綾子 吉川眞理 渡子健

 山田延廣 木原省治 田坂量慈 鄭澄恵 竹中孝子 新田和生 寺山導子

【被爆3世】 鄭伊佐 宮原亮 中島敦史 

 2023 年5 月20 日  核戦争阻止! 5・20ヒロシマ国際反戦集会にて採択

2023年5月19日金曜日

G7首脳の平和公園訪問弾劾! 2波のデモ打ち抜く





※動画及び集会の写真と発言は全て全学連のTwitterから。

5月19日、ついにG7広島サミットが始まりました。核のボタンを持ったバイデンはじめG7の首脳が、ウクライナ戦争の激化を正当化するために、広島を蹂躙し、利用するために平和公園を訪れるということに対して、怒りの実力デモを行いました。
G7首脳が訪問する平和公園から250メートルの地点で機動隊と激しく激突。学生を先頭としたデモ隊はスクラムを組んで「戦争反対!サミット粉砕!」のコールでデモを貫徹しました。


午後1時、再度袋町公園に約600名が結集。1時間の集会を行い、G7広島サミット粉砕の原爆ドーム前までのデモを行いました。

集会の冒頭に、ウクライナのゼレンスキー大統領がG7広島サミットに参加することが明らかに。ウクライナ戦争エスカレーションをG7広島サミットを徹底的に利用して正当化するという彼らの目的がこの上もなく明らかになり、集会の場でも徹底弾劾し、21日のG7広島サミット最終日まで闘いぬこうと呼びかけられました。


被爆二世の中島さん。「警察のデモコース変更強制攻撃に訴状まで用意して徹底抗戦し、要求を通した。杉並選挙の勝利が『闘えば勝てる』確信をくれた。佐藤栄作を傘でシバいた被爆者のおばあさんを思い出す。G7広島サミットに被爆者の怒りは爆発寸前だ」


自治労広島市労働組合の福井さんから発言。「警察はデモコースを妨害し、突っついてきた。逮捕弾圧まで。跳ね返そう。今、自治労は反戦の旗を降そうとしている。連合と一緒。8.6ヒロシマ大行動の街宣で、サミット反対が日々増大して今日に至っている」「『はだしのゲン』の世代の人から応援のカンパ。広島市職員ですらサミットに不満。松井市長以外サミット賛成はいないのではないか(笑い)。『麦になれ』の教訓を今こそ。歴史に残る大デモをやろう!」


宮原事務局長が基調提起(このページの下に全文掲載)

婦人民主クラブから!「今日は女性がたくさん決起した!『はだしのゲン』削除が岸田の狙いを鮮明にした。結局、そうしないと子どもを戦争に動員できないということ。街宣で『日本が参戦国になることについてどう考えたら良いのか』、たくさん議論してきた」「ほらぐちさんの言葉をずっと覚えていた。『投票に行かない人にこそ聞いてほしい』。そういう労働者にこそ、戦争を止める力があるという意味だ。『戦争のことは別』という婦民の仲間とも議論をつくっていく!」


大行進呼びかけ人の森川さん!「昨晩逮捕された学生の元に行くと見たこともない警察の集団が。だがその学生は、不当逮捕されたことに何の後悔もしていない。G7粉砕が世界の労働者との最大の連帯であり、労働者の自己解放だ!」「G7に核廃絶を期待することなどできない。労働者の力で核を廃絶し、自分達の力で社会をまわしていくということだ」。


熱烈なカンパアピール!「逮捕された学生はずっと一緒に頑張ってきた仲間。サミット粉砕に各国の労働組合から連帯メッセージが届いている。私たちの言う『平和』とG7の言う『平和』は違う。彼らの平和とは、ロシアを打ち負かし、戦後のウクライナで利権を分配するという意味だ」「間に合わせで『はだしのゲン』と第五福竜丸を削除したが、内部被爆をなきものにするということだ」。


日教組奈良から!「私たちの子どもを戦争に送って良いなんて許した覚えはない!サミットのどこが『核なき世界』なのか?警察動員のなかでも、広島市民はエールを送ってくれている。労働者・民衆の手で本当の平和を!」「ロシア・中国の軍事的対抗もはっきりと非難されなければならない。日教組の反戦の思想は脈々と受けつがれている。日本会議系列の団体が『はだしのゲン』削除を申し入れたが、日本会議は毎年8.6にも『沈黙』を強制しようとしている」「昨年、8.6に参加した日教組奈良市に対してバッシングがかけられたがそれを跳ね返した!今日の闘いを戦争を止める第一歩にしよう!」


青年労働者からの決意表明!「国葬反対のデモに続き、サミット粉砕のデモを完徹した。ウクライナ戦争から一年、ますます生活は苦しくなっている。その中でも大軍拡を強行することを許せない。現在、そして未来に戦争をしようとしている連中が集まる『平和の祭典』で何を話す?」「はっきりとしているのは、戦争をさせられるのは市民や労働者だということ。」


広大自治会の仲間から!「逮捕と広島大学での教室貸し出し拒否は何か?労働者と資本家の非和解のあらわれだ。わざわざウクライナの負傷兵を日本に運ぶのは日本の参戦への一歩。次は武器になるのは確実。港に直接行ってでも止めないといけない!」



全学連から!「不当逮捕ふざけんな!何をやっているか分かっているのか?

ゼレンスキーの参加は日本の参戦国化、世界戦争への道につながるもの。今の国際秩序を維持するために『戦争しかない』、それがG7サミットの考え」。「それを『世界のため』などと言って労働者を動員し、被爆者の思いを踏みにじってやろうとしている。こんなものは平和への一歩にすらならない。広島の怒りとの結合を感じる反応がある。逮捕弾圧に対して多くの学生がかけつけてくれている」「自分達の行動で社会を変えることができると、学生自身が掴み始めている!」。


広大自治会の森田さんから!「牽引してきた仲間が逮捕された。サミット粉砕の大爆発でとりもどす。さらに奪還闘争そのものが、サミットを許さない闘いになる。勾留されている警察署への抗議行動もうちぬいていこう!」「広島の怒りと結びついているからこそ、弾圧が狙われている。一糸乱れぬ行動をやろう。21日にはゼレンスキーが来る。最後まで闘おう!」





集会終了後急遽逮捕された広島大学の学生を激励し、逮捕に抗議する行動を広島中央警察に対して行いました。石川県警や新潟県警などの機動隊で守られた中央署前で約200名で抗議行動。警察権力は慌てふためき、カラーコーンを出してみたり、慌てて「集会の扇導(扇動の間違い?)をやめなさい」という手書きの(!)紙を出してきたり。不当逮捕に対して抗議さえ弾圧する警察に怒りを燃やし、スクラムを組んで徹底弾劾とマイクでの激励を行いました。

明日は午前10時から南区民文化センターで国際反戦集会、集会後12時から宇品方面へデモ。そして15時半から再び大手町第2公園を出発点に原爆ドームまでのデモを行います。

そしてゼレンスキーがG7サミットに参加する21日には袋町公園を出発点に午前11時30分からデモを行います。

G7広島サミットの血塗られた正体が明らかになってきました。ともに声をあげましょう!


午後の集会の基調提起を掲載します

5・19 G7広島サミット粉砕! 全国総決起集会

基調提起


8・6ヒロシマ大行動実行委員会

事務局長 宮原 亮


全国から結集された皆さん!

今日、ここ広島にG7の首脳どもが集まっている。彼らはこれまで全世界で侵略戦争を繰り返してきた。自国の労働者と全世界の人々に対して搾取と収奪の限りを尽くしてきた。


そのG7の首脳どもがここ広島にやってきている。何のためか? 核のない世界を実現するためか? 戦争を終わらせ平和な世界を築くためか? そうではない ウクライナ戦争を継続し、エスカレートさせるため、そして中国に対する侵略戦争をやるためだ。


彼らが今やっていることは何か? ウクライナに劣化ウラン弾を含む兵器を送り、戦争を激化させている。今まで散々中国の市場に群がり、労働者を低賃金で搾取してきたのはG7、お前たちではないか! それなのに自分たちの世界大国としての地位が危機になるや「一つの中国」はもうやめだと、「ロシアを抑え、中国を打ち負かすんだ」と。中国との対立をあおり、台湾軍を訓練し、軍事演習を繰り返して軍事挑発を行っている。


岸田政権は軍事費を2倍にし、「敵基地攻撃能力保有」を宣言し、沖縄・琉球諸島にミサイル基地を作ってきた。アメリカの雑誌TIMEに「平和主義を捨て去り自国を軍事大国にしたいと望んでいる」と書かれた通りだ。

今アメリカ帝国主義は1兆ドルもかけて核兵器の近代化計画を進行中だ。これを始めたのは「核なき世界」の言い出しっぺであるオバマだ。毎年何回も北朝鮮のミサイルなど問題にもならないICBM発射実験を行なっているのがアメリカ帝国主義であり、


彼らはこの戦争で何を目指しているのか? 私たち労働者民衆に対して日頃彼らは何をやっているのか、生きていけない低賃金、過労死するまで、病気になるまで働かせ、医療も教育も福祉も何もかもめちゃくちゃだ。この我慢ならない現実をこれからも永遠に継続するため、そのために戦争で自分たちの支配を延命させようとしているのだ。


なぜ彼らは広島をサミットの地に選んだのか? 「核なき世界」と言ってロシアや中国、北朝鮮の核は非難するが、アメリカの核、G7の核は必要だという。平和資料館を2時間見学すれば彼らの意思が変わるだろうか? 絶対に変わらない。


ドイツの駐日大使が言っている「広島長崎を訪れたことがある。訪問すれば誰でも核兵器使用の恐ろしい帰結が印象に残るはずだ」という。ところがその同じインタビューで「ロシアや北朝鮮が核をすぐに放棄することはあり得ない。だから当面は核抑止力が必要だ。ドイツもアメリカとの核共有を継続する」こんなことを平然と述べている。こういう論理でウクライナに戦車を供与し、戦争を激化させているのだ。

これが彼らのヒロシマの実相に学ぶということだ。「ヒロシマ・ナガサキを繰り返さないために、核兵器が必要、戦争が必要」ということが彼らの結論だ。核戦争をやるために、こんな転倒した論理で広島を利用することを絶対に粉砕しなければならない。


全世界でウクライナ戦争を直ちにやめろという闘いが広がっている。戦争による物価高、食糧危機・エネルギー危機に全世界でストライキの嵐が吹き荒れている。G7広島サミット粉砕の今日の闘いは歴史的なたたかいとなるだろう。

広島を利用して核戦争に突き進むG7首脳どもに対する怒りのデモを叩きつけよう。自国の政府の戦争に反対しよう! 戦争によって支配を継続しようとする支配者たちを我々のデモとストライキで打倒しよう! 実力デモをもって核戦争阻止の我々の怒りと決意を世界の人民に轟かせよう!




2023年5月18日木曜日

日米首脳会談弾劾! 不当逮捕弾劾! 首脳会談直撃デモ

 




5月18日、翌日からのG7広島サミットを前に米大統領バイデンが来日し、広島で日米首脳会談が開かれました。「日米同盟の強化を確認」と報道されているように、米国家安保戦略で「ロシアを抑え、中国を打ち負かす」という戦略に沿って日米同盟を強化する会議です。岩国米軍基地に降り立ち、核のボタンを持って広島に来て核戦争のための軍事同盟を強化する会議を行うなど絶対に許せない! 
18:30 すでにこの日12時に平和公園は閉鎖されているため、原爆ドーム前の歩道に結集すると大量の機動隊が歩道を我が物顔で制圧、徹底弾劾し、デモの出発地点の旧市民球場跡地で集会を行いました。全国から250人が結集全学連委員長の赤嶺さん(沖縄大学)が日米首脳会談を弾劾するアピールを行い、デモに出発。機動隊の暴力的な規制を密集した力と力強いコールで前進。沿道から圧倒的注目。機動隊の並進規制と飛び入り防止のためのバリケードを乗り越えて続々と飛び入り参加が現れました。
追い詰められた国家権力・機動隊は広島大学の学生を狙い撃ちで襲撃し、公務執行妨害をでっち上げて不当逮捕しました。逮捕場所は日米首脳会談会場のすぐ近く。機動隊の襲撃によって何本もの旗竿が折られました。首脳会談の反動的正体を象徴する弾圧です。私たちは怒りを燃やし「不当弾圧許すな!」「警察は帰れ!」「警視庁は帰れ!」と怒りのコールを叩きつけ、原爆ドーム前までのデモを貫徹しました。
でっち上げ弾圧許さない! 直ちに取り戻すぞ!
明日はいよいよG7首脳平和公園を徹底弾劾するデモです。核戦争のために被爆地広島を蹂躙し利用するG7首脳どもを絶対に許さない! 午前10時 袋町公園に結集し、G7首脳に肉薄する怒りのデモを叩きつけよう!


不当逮捕の瞬間





G7広島サミット粉砕! 日米首脳会談弾劾! 第一波デモ打ち抜く!




5月17日、G7広島サミット反対闘争第一波闘争として夕方18時30分原爆ドーム前に結集し、記者会見とデモを行いました。

原爆ドーム前はじめ警察・機動隊が街全体を制圧する中で、戒厳体制を切り裂くデモを打ち抜きました。オフィスビルから手を振る人々、飛び入り参加もあり増田。

記者会見では、冒頭、大行動事務局長の宮原亮さんがサミット反対の5日間の連続闘争に立つことを宣言。続いて、大行動を代表して被爆2世の一貫田康博さんが「G7広島サミットは核戦争をやるための会議だ。本当に許せない」と怒りを込めて発言しました。大行動共同代表の室本けい子さんは「この物々しい警備こそが平和会議ではないことの証。この広島で核兵器を容認するような会議をしてはいけない」と憤り、広島大学の学生は「平和を騙(かた)って広島から『反戦反核』を抜き去ろうとしている」と徹底弾劾しました。

会見後、市街地へデモに出発。機動隊は隊列の前後左右を取り囲み大声を張り上げ弾圧してきました。デモは、厳戒警備体制をうち破り、「核と戦争は絶対反対!」の声をとどろかせ、大きな注目を集めました。オフィスビルの窓から手を振る労働者、デモに合流する人も。

ヒロシマを大軍拡と核戦争の正当化に利用する岸田らG7は断じて許せない! 怒りの声をたたきつけよう!







2023年5月16日火曜日

デモ規制を粉砕! 5・17〜5・21サミット反対デモへ!

昨日、ついに広島県公安委員会よりデモの許可申請が出されました。鯉城通りより西はデモの解散も出発も認めないと言っていたのに、原爆ドーム前出発、解散のデモを勝ち取りました!

法廷闘争も辞さずと徹底抗戦で構え、公安委員会申し入れ、県警本部への抗議闘争など闘って勝ち取った勝利です!

いよいよサミットまであと3日。17日から21日まで連日のデモ行進を行います。18日には岸田首相とバイデン大統領の会談が広島で行われ、中国侵略戦争に向けた会議をやることが発表されました。「中国に対抗し同盟強化」「拡大抑止の強化」これのどこが平和の会議か! 核なき世界か! 

全世界からマスコミも結集をはじめています。全世界に轟くたたかいを叩きつけよう!


県警本部・公安委員会への抗議申し入れ(5月6日)

県警本部への抗議行動(5月10日)



連日サミット反対の街頭宣伝を行なっています

海外メディアから取材を受けました


 

2023年5月13日土曜日

サミット弾圧・不当逮捕許すな!




G7広島サミット粉砕の闘いに向かって全国で奮闘する仲間に対して、国家権力の不当な弾圧が強行されています。

「容疑」とされているのは、三里塚闘争=成田空港反対闘争での2月の強制執行阻止の実力闘争です。外相が戦時に使えない空港として成田空港と下地島空港を名指しして「使えるようにしろ」と言ったことに示されるように、戦争のために農民の土地を暴力的に強奪することに対して学生を先頭に実力で抵抗したことを「容疑」としています。そして恥ずかしげもなくこれがG7広島サミットに向けた事前の逮捕であることをメディアを通じて宣伝しています。

G7広島サミットが「平和のための会議」でも「広島の声を世界に届ける場」でもなく不正義の戦争のための会議であることがより一層はっきりしました。サミット弾圧に対してはサミット反対デモの大結集で反撃しよう!

以下全学連のTwitter からの転載です。

本日三里塚・前進社に対する不当捜索(ガサ)が行われました。

また、その過程で三里塚現闘の3人の仲間(うち、中核・解放・統一各1人)、前進社では全学連の仲間2学生が、不当逮捕されました。

いずれも2/15-16の三里塚強制執行阻止決戦にかかる「容疑」です。


先の「クレカ不正利用」とも一体の紛れもないサミット弾圧であり、三里塚のような闘いがG7当日のヒロシマで展開されることに対する岸田政権の恐怖と脆さの現れです。

弾圧には団結で応えよう!日本帝国主義がその延命の一切をかけた中国侵略戦争とG7サミット=戦争会議を絶対に粉砕しよう!

戦争が国策として行われる以上、反戦闘争は本質的に非合法です。だからこそ、戦時下の奪還闘争はそれ自体非常に大きな意味を持ちます。

2+5人の仲間の奪還行動への参加、カンパもお待ちしています。

仲間を取り戻し、2.19サミット粉砕闘争へ全国から集まろう!

全学連へのカンパは

郵便振替「00190-0-766112 全日本学生自治会総連合」まで!




2023年5月12日金曜日

イタリアの独立労組SI―Cobasよりサミット粉砕闘争への連帯メッセージ

G7の一角をなすイタリアの地でイタリア帝国主義とたたかう独立労組SIーCobas(職場委員会連盟)からG7広島サミット粉砕闘争に連帯してメッセージが届きました。
ゼネストに立ち上がるSI-Cobas(2021年)

We firmly back your campaign to denounce the war plans of the G7 imperialist summit that is going to be held in Hiroshima, and your campaign against Japan’s rearmament and constitutional changes.

私たちは、広島で開催されるG7帝国主義サミットの戦争会議を弾劾し、日本の軍拡と憲法改悪に反対するみなさんの闘いを断固として支持します。

In the same spirit we are working in Italy (whose government is a member of the same G7 gang of brigands) to give life to an anti-war movement that firmly stands against all imperialist camps, and aims to unite workers internationally against their own exploiters and rulers.
同じ精神で、私たちはイタリア(イタリア政府はG7強盗団の一員)でも、全ての帝国主義陣営に断固として立ち向かい、自国の搾取者・支配者たちに対して国際的に労働者を団結させることを目的とした反戦運動に生命を吹き込むために活動しています。

This is not an easy task, however, as the imperialist war goes raging on, with its trail of death, destruction and sufferings, and the growing danger of a world war, the perspective of building an international working-class camp opposed to the warring imperialisms and to capitalism, for a society without exploitation and wars is
getting more attention.
これは容易な任務ではありません。しかし、帝国主義戦争が死、破壊、苦しみをつくり出しながら激化し世界大戦の危険が増大する中で、搾取と戦争のない社会を目ざし、戦争を遂行している帝国主義・資本主義と対決し国際的な労働者階級の陣営を建設する展望は、確実に注目を浴びつつあります。

On October 16, 2022, a few left organisations opposing the war in Ukraine as an inter-imperialist war met in Rome to share their views and gather new forces around a proletarian-internationalist opposition to the warring imperialist blocs. SI Cobas also participated in that meeting with several comrades, and on May Day it has organised two crowded rallies, in Milan and Naples, against the war and our government’s participation in it, as well as for wage hikes to make up for the purchasing power lost to inflation, where your solidarity message was mentioned.
2022年10月16日、帝国主義間戦争としてのウクライナ戦争に反対する幾つかの左派団体がローマで会合を開き、意見を共有し、交戦中の帝国主義ブロックと対決するプロレタリア国際主義の新たな陣形を形成しました。
SI Cobasの数人の同志もその集会に参加しました。今年のメーデーには、この新たな闘う陣形がミラノとナポリで二つの大集会を開催し、進行中の戦争と政府の参戦に反対し物価高騰に見合う賃上げを要求して闘いました。この集会で、貴連帯メッセージが紹介されました。

Now we are organising a new national meeting in Milan on June 11, in the form of an assembly, open to all groups and individuals who share our general standpoint, in order to organise moments of anti-war, anti-rearmament mobilisation, against all imperialist powers but bearing in mind that “the main enemy is at home” – for us, Italian imperialism. SI Cobas is joining the meeting. Other “anti-war” or “pacifist” initiatives are actually pro-war, in support of either the Western or the Eastern blocs , with no reference to the working class as an actor and to the need to unite workers across borders and of fraternisation across the war front.
現在、私たちは、反戦、反軍拡の機運を組織するために、大枠で立場を共有するすべてのグループと個人に開かれた集会として、6月11日にミラノで新たな全国会議を計画しています。イタリア帝国主義足下の私たちは、常に「主敵は自国にあり」を念頭に置き、国際帝国主義と闘って行かねばなりません。SI Cobasも会議に参加しますが、他のいわゆる「反戦」「平和主義」の勢力は、西側または東側を支持する形で現実には戦争推進に堕しており、主体としての労働者階級、国境を通した労働者の団結、戦線を越えた交歓については、一言も言及していません。

We would heartily appreciate if you can participate in the June 11 meeting in Milan – either in person, or with a video message to the assembly. It is very important to build international links, in order to make internationalism a concrete perspective.
6 月 11 日のミラノ集会に、直接参加いただくかビデオメッセージを頂ければ本当に有難いです。国際連帯の確実な展望を開くために、国際的なつながりを強固にしていくことが極めて重要です。

Let’s work to build the proletarian, internationalist camp against imperialist camps, for our common struggle for a world without exploitation and wars!
搾取と戦争のない世界を目指す共通の闘いのために、帝国主義陣営に対抗するプロレタリア国際主義陣営の建設に取り組みましょう!

In attachment please find a call of the assembly, and a statement by the promoting organisations.
6・11集会への呼びかけと推進団体による声明を添付します。

Comradely regards,
心より同志として、

Roberto L.
ロベルト・ルッツィー

S.I. Cobas International Solidarity Committee
S.I. Cobas国際連帯委員会