2025年6月16日月曜日

天皇「提灯奉迎」弾劾デモへの不当な規制を許すな! 6・19天皇広島訪問弾劾行動に立ちあがろう!

 

8・6ヒロシマ大行動が申請したデモコース

不当に規制されたデモコース。
リーガロイヤルホテルに天皇は宿泊し、隣のひろしまゲートパークで「提灯奉迎」が行われる。



6月19日の天皇広島訪問に対する抗議デモに対して国家権力によるが不当な規制が行われようとしています。

19日夜に予定されている「提灯奉迎」(天皇を提灯で歓迎する行事)に対する弾劾デモに対して広島県公安委員会は「本件デモが行われることにより、本件デモ参加者の集団と、天皇皇后両陛下の乗車車両とが近接又は遭遇する可能性があるなど、公共の安全と秩序に対して直接危険が及ぶおそれがあることが明らかである」などという理由でデモコースの変更を不当にも強制してきました。天皇の訪問に抗議しているのに天皇に接近させないとは何事か! 

今回の「提灯奉迎」をめぐっては原爆の犠牲者を多く出している爆心地直近の本川小学校、中島小学校の生徒を「授業の一環」などとして強制的に動員したり、県内すべての議員に協賛金を呼びかけ、公選法違反を指摘されるなど大問題となっています。

「提灯奉迎」企画の連絡先は日本会議広島。改憲、日本の核武装を主張し、天皇を崇拝し女性差別・民族差別などをあおり立てている右翼団体です。この6月8日にも女性や性的マイノリティへの差別、外国人への排外主義を煽る自民党議員・杉田水脈を福山市に招いて講演会をやっています。毎年8月6日の反戦反核集会を暴力的に襲撃し妨害しているのも彼らです。

右翼団体が企画運営する「天皇歓迎」行事に県知事が代表となり、教育委員会を通じて子どもまで動員する。戦前・戦中の「天皇陛下万歳」の強制と何が違うのか!

そもそも広島への原爆投下は昭和天皇が天皇制の護持のために戦争を引き伸ばした結果引き起こされたものです。アジア人民大虐殺の戦争、沖縄戦、日本全土への空襲と原爆投下。すべて天皇に責任があります。昭和天皇も平成天皇も今の天皇も全く責任も取っていないし謝罪もしていません。そんな天皇が広島に来ることをどうして歓迎しなければならないのか! ましてや歓迎行事に強制的に動員するなど絶対に許すことはできません。

「天皇歓迎」の強制、子どもの動員、デモへの弾圧、これらはすべて今日本が再び中国に対して侵略戦争をやろうとしていること、そのために再び天皇を中心として「お国のために死ねる国民」を作ろうとしているからです。トランプ政権の進める中国侵略戦争準備に対し、中谷防衛大臣は朝鮮半島や東中国海・南中国海すべてをひとつの戦域(シアター)とする「ワンシアター構想(オーシャン構想)」を打ち出しました。かつて日本が侵略戦争を行った東アジア全域を「戦域」として再び侵略戦争をやるという宣言です。

6月4日、5日、天皇の沖縄訪問に対して、「改憲・戦争阻止大行進沖縄」の青年・学生たちを先頭に怒りの抗議の声がたたきつけられました。これに対して、警察・機動隊は抗議行動を不当に規制し、 参加者の髪を掴む、殴る蹴るなどの凶暴な弾圧を加えた上で学生一人を逮捕しました。 絶対に許せません! 反戦闘争に対する憎悪をむき出しにして弾圧を加えるのが天皇制と国家権力の本質です。今回のデモに対する規制・弾圧も全く同じです。

私たちは不当な規制を絶対に許さず、12時からの天皇の平和公園訪問に抗議する集会・デモ、18時からの「提灯奉迎」に抗議する集会・デモを断固やります! 共に怒りの声を上げよう! 6月18日12時、そして18時原爆ドーム前に集まろう!





2025年6月4日水曜日

天皇は広島に来るな! 6・19天皇訪問弾劾行動に集まろう!



80年前のアジア侵略戦争は天皇の名のもとに行われた戦 争。昭和天皇は天皇制を守るために沖縄を「捨て石」にし、 戦争を引き延ばし、原爆投下をもたらしました。しかし歴代 天皇は誰も戦争責任を認めず一度も謝罪もしていません。
 6月天皇の沖縄、広島への訪問は天皇制が引き起こした戦 争・被爆責任を居直り、米日による新たな侵略戦争=中国侵 略戦争に向けて「慰霊」の名で戦争への怒りを圧殺すること を狙うものです。 提灯を掲げ、県や市が先頭に立って学校・子どもまで動員 して天皇歓迎に動員しようとしています。絶対反対です。 天皇訪問弾劾行動に立ち上がろう
 

2025年5月11日日曜日

被爆80周年 8・6ヒロシマ大行動が始動!


5月10日8・6ヒロシマ大行動実行委員会会議を行い、2025年被爆80周年の8・6ヒロシマ大行動の要綱、第一弾ビラを決定しました。

呼び掛け文を掲載します。安保・沖縄闘争を爆発させ、昨年以上の大闘争として8・6ヒロシマ大行動に大結集しよう!


【要綱】

中国侵略戦争阻止!核戦争とめよう!

アジア・沖縄を再び戦場にするな! 

被爆80周年 

8・6ヒロシマ大行動

 

8月6日()

8月6日() 朝6:30 原爆ドーム前集会

8:15黙祷後 石破の式典出席を許すな!翼賛式典弾劾デモ

8・6ヒロシマ大集会 1200開場 1230開会

  広島県立総合体育館 小アリーナ 参加費500

8・6ヒロシマ大行進 15:00~

8月5日()

平和公園集会禁止・反戦デモ弾圧許すな! 前夜総決起集会

 8月5日() 1800開場 1830開会

  広島市東区民文化センター ホール 参加費500


【呼びかけ文】

被爆80周年 8・6ヒロシマ大行動への賛同・参加の呼びかけ

 広島への原爆投下から80年。2025年の8月6日は再びの中国・アジアへの侵略戦争、核戦争を許すのかどうかの大決戦の日となりました。

 対中強硬派で固めたトランプ政権は中国を米国にとって「唯一の差し迫った脅威」と位置づけ、中国侵略戦争に向かって猛然と突き進んでいます。日本帝国主義・石破政権は8.7兆円の大軍拡予算を成立させ、沖縄・琉球弧の軍事要塞化を進めています。330日の日米防衛相会談では中谷防衛相が東アジア全域を一つの戦域として設定して日米の連携を要求、これに米国防長官は「西太平洋で発生する有事で日本は最前線に立つことになる」と応じています。日本はアメリカと並ぶ戦争放火者として登場しています。


 日本政府は中国侵略戦争に向かって改憲・戦争国家体制構築を急ピッチで進めています。焦点となっているのは沖縄の反基地闘争とヒロシマ・ナガサキの反戦反核闘争、反原発闘争の解体・圧殺です。

 広島では23年のG7広島サミット以来、政府・自民党、国家権力、広島市、右翼が一体となった反戦反核闘争圧殺攻撃が激しく進められてきました。広島サミットでG7の核保有を肯定する宣言を発し、広島市の教育教材からはだしのゲンを削除し、松井市長は市職員研修で教育勅語賛美を繰り返しています。何より、8・6原爆ドーム前集会に対する5名の逮捕・長期投獄の暴処法弾圧。昨年8・6での平和公園集会禁止と8・6闘争を圧殺することに全力を挙げています。

 しかし、被爆者の怒りを体現した青年・学生・女性たちを先頭に、昨年、原爆ドーム前での徹夜の座り込み・集会を貫徹し、不当な集会禁止命令を粉砕しました。「実力行動で戦争をとめられる!」という展望を指し示したのです。いまこそトランプ・石破を打倒する反戦闘争に立ちあがろう!


 「戦後80年・沖縄戦80年・被爆80年」で天皇が硫黄島訪問に続き広島、沖縄、長崎へ訪問しようとしています。天皇を頂点とした日本帝国主義が中国・アジアで大虐殺の侵略戦争を行ったこと、天皇制維持のために沖縄を「捨て石」にして戦争を引き延ばし沖縄戦、各地の大空襲、ヒロシマ・ナガサキの原爆投下を引き起こしたこと、これらの戦争責任、被爆責任を居直り、新たな侵略戦争に向けて「反戦の地」を「平定」する目的の訪問です。絶対粉砕あるのみです。

 戦後80年の節目とはいまこそ日本帝国主義の侵略戦争がなにをもたらしたのか、記憶と怒りを呼び覚まし、目の前で切迫する中国侵略戦争を阻止するため人生をかけて立ち上がることです。米兵の性暴力に怒り「沖縄を再び戦場にするな!」と立ち上がる沖縄の闘いと連帯し、中国侵略戦争阻止・日米安保粉砕・全基地撤去に立ちあがろう!


 韓国で、アメリカで、全世界で、青年たちが自国政府の戦争政策と対決し、社会の根底的変革をかけて立ち上がっています。この闘いと連帯し、中国侵略戦争・世界戦争を阻止しよう! 

 石破政権・広島市・警察権力・右翼勢力は8月6日の集会禁止・デモ規制を策動しています。昨年以上の闘いでこれを粉砕し、8月6日朝6:30、全国・全世界から原爆ドーム前へ! 中国侵略戦争阻止の大反戦反核闘争として8・6ヒロシマ大行動への総結集を呼びかけます。


被爆80周年 8・6ヒロシマ大行動への賛同をお願いします

個人11000円、団体33000円からお願いします 

【郵便振替】01360-1-62222 【口座名】86 ヒロシマ大行動




2025年4月30日水曜日

4.29岩国闘争(4.28沖縄デー全国統一行動)

 


 4・28沖縄デー闘争の全国行動の一貫として、4月29日に岩国基地撤去を訴え、岩国駅で街宣、集会を行い、米軍岩国基地正門に向けたデモを行いました。
 正午に岩国駅前に広島の学生・女性、労働者が結集、香川や愛媛の大行進の仲間も駆け付けて、約40名での街頭宣伝を行いました。13:00からはリレートークで集会を行いました。宮原事務局長から基調提起では、昨年の日米指揮所演習(キーンエッジ)では、極東最大の米軍岩国基地が最前線基地として稼働し、逆に攻撃も受ける前提の演習を行ったこと、この戦争に自衛隊が最前面に立って、参戦することも明らかになっていることから、トランプ政権と石破政権を打倒して「中国・アジア人民を大虐殺し、沖縄・琉球弧・日本全土を戦場とする中国侵略戦争を絶対に阻止しよう」と呼びかけました。8・6ヒロシマ大行動の呼びかけ人で、岩国基地の戦闘機の訓練地域である安芸太田町の町議である大江厚子さんからは、戦争絶対反対の訴えで今春、三選を果たしたことと、3期目を中国侵略戦争阻止に全力で、活動していく決意のアピールが発せられました。広島大学の全学連から、4-5月安保沖縄闘争に向けた決起のアピールが力強く発せられました。 この訴えに、運動部の試合で来ていた広島市内の高校生や地元の青年の男女が数名が集会に飛び入りで合流し、戦争阻止の闘いの前面に青年、学生、女性が立ちました。
 デモに出発です。合流してきた青年たちとはプラカードを持って、コールに合わせてデモ隊を見送ってくれました。デモ中には、沿道を自転車で通りかかった男性が「米軍基地はいらない」とコールを唱和して、地元の人々と基地撤去で合流しました。駅から基地までは約1時間のデモコース。青天に涼しい風が吹きく中、岩国基地周辺の住宅にも「中国侵略戦争阻止!」「岩国基地撤去!」の声が響き渡りました。
 デモ終了後は、米軍岩国基地への抗議申し入れ行動です。岩国基地正門前には、山口県警の機動隊が規制線を形成し、基地ゲートには近づけないような弾圧体制を作っていました。抗議を受け入れようとしない米軍岩国基地への怒りと共に「中国侵略戦争阻止!」「米軍基地撤去!」の声を叩きつけ、隊員に「侵略の銃を取るな!」を呼びかけました。米軍の兵士もデモ隊に手を振るなど、反応が返ってきました。5月沖縄現地闘争、6・14全国3千名へ、共に闘っていきましょう。(8・6ヒロシマ大行動実行委員会・八木康行)

岩国駅前での街頭宣伝


岩国駅前で集会

岩国駅前での集会中に若者が合流

岩国基地ゲートまでデモ行進

岩国基地ゲート前で申し入れ後シュプレヒコール














2025年4月22日火曜日

8・6集会弾圧・デモ弾圧をやめろ! 広島市に申し入れ



4月21日、広島市市民活動推進課に対して、今年の8月6日の「原爆の日」について昨年のように平和公園での集会を規制・弾圧しないこと、私たちのデモに対して規制・弾圧しないことを求める申し入れを行いました。

 広島市は申し入れに先立って8・6ヒロシマ大行動実行委員会に対して8月6日のデモの拡声器の音量についての話し合いを求めてきましたが、私たちは昨年来の8・6弾圧および昨年の8・6集会規制と機動隊による弾圧策動、その後の公園条例違反での過料請求などの経過から「話し合いをする関係は広島市の方から破壊されており、話し合いに応じることはできない」と断ってきました。その後も広島市は「執拗に」話し合いを求め、昨年12月にはデモの音量抑制やデモ更新のルート変更などの「要請」文を送りつけてきました。国家権力と一体で弾圧を振りかざしておきながら「要請」などという姿勢は本当に許し難いものです。
21日の申し入れでも市は申し入れを受け取るやいなや「話し合いを」と言い始めたので、その場でこの間の弾圧について徹底弾劾しました。
戦後80年、被爆80年ということで、本来ならば改めてかつての侵略戦争と原爆投下について記憶を新たにし、2度と繰り返させない、目の前に迫る中国侵略戦争を絶対に阻止するということを誓う年にしなければなりません。しかし石破首相や松井市長は全く逆。80年ですべてを「過去のこと」にして新たな侵略戦争に向かって反戦反核闘争への弾圧を強めています。天皇の広島訪問も全く同じ意図です。
全学連の仲間は東京学芸大で反戦ビラを校門で巻いていたところを「傘のつゆ先があたった」などということを「暴行」などといって逮捕されています。絶対に許せないし、このような弾圧を粉砕しなければなりません。
被爆80年の8・6に向かって闘っていきましょう!

広島ホームテレビで報道されました




4・19広島反戦デモと岩国基地についての学習会を行いました



4月19日、トランプ関税によってますます中国侵略戦争情勢が切迫する中、広島から安保粉砕・全基地撤去、中国侵略戦争阻止の闘いを作り出そうとデモを行いました。

広島大学学生自治会の仲間から提起された集会の基調提起を共有します。

戦争に突き進むトランプ・石破への怒りは深く、手を降っての声援が多くありました。





デモ終了後、8・6ヒロシマ大行動実行委員会の会議で岩国基地の現状について学習会を行いました。


 

2025年4月13日日曜日

中国侵略戦争阻止! トランプ・石破打倒! 4・19広島反戦デモ

 


ビラをダウンロード


1月20日に登場したトランプ政権は、 「米国は富を増やし、領土を拡大する」「軍隊を使って不法移民を排除する」など帝国主義的利害をむき出しにしている。 閣僚を対中強硬派で固め、 対中国の関税を発動し、 これまでとは比較にならない規模で戦争に突進している。

2月7日の日米首脳会談では、 日本の大軍拡を 「27年度以後」 も継続し、 軍事費が 「さらにかなり増える」 (トランプ)ことを確認している。 米国防次官候補のコルビーは日本の軍事費をGDP費3%に引き上げることを要求した。 圧倒的な力を持つ米日の側(米国の軍事費は中国を含む2 ~ 10位の国を合わせるよりも上)が中国侵略戦争を仕掛けようとしているのだ。

この動きに応え、 石破も米軍 ・ 自衛隊の指揮統制の連携強化 ・ 一体化(3月24日の統合作戦司令部発足)、 沖沖縄の軍事要塞化を進めている。 戦争の第一の元凶であるトランプ、 それと一体化する石破を打倒する反戦闘争にともに立ち上がろう。


沖縄の 「戦場化」 阻止する闘いを本土から

2月19日から3月7日にかけて、 米海兵隊と陸自(水陸機動団)の強襲上陸作戦訓練 「アイアン ・ フィスト25」 が沖縄 ・ 九州で昨年を倍する4千の部隊規模で行われた。

「アイアン ・ フィスト」 は海兵隊の強襲上陸作戦のノウハウを自衛隊に教え込むことを目的として2005年から行われてきたが、 23年からは沖縄 ・ 九州に場所を移し、中国との戦闘を具体的に想定した形で実施されている。

今回の開会式では、 琉球弧の島々に出撃拠点を構築しながら中国本土に侵攻していく 「遠征前進基地作戦」 (EABO)を中心に訓練を行うことを宣言した。 中国侵略戦争に向けた軍事演習であり、 絶対に許すことはできない。 反戦 ・ 反基地で不屈に闘う沖縄の人々と連帯し、 戦争に向かって突き進む政府を打倒するデモを日本中で巻き起こそう。


反戦闘争で戦争は止められる

そもそも沖縄は、 アジア・太平洋戦争で本土決戦の 「捨て石」 として地獄の戦場にされ、 4人に1人が殺されてきた。 天皇は自分の戦争責任を逃れ、 天皇制を維持することと引き換えに沖縄を米軍統治下に置くことを承認した。 その結果として 「基地の島」 としての沖縄の現実が

ある。 そして今、 島々の戦場化を前提に侵略戦争が準備されている。 本土の労働者 ・ 学生としてこんな現実を許すわけにはいかない。

今こそ広島から反戦反核の闘いに立ち上がろう。 昨年2024年私たちは、 8月6日の原爆ドーム前での集会を禁止して反戦反核運動潰しに踏み切った政府 ・ 広島市と真正面から対決し、 集会規制を実力で打ち破った。 国家権力との衝突を辞さずに闘い抜くことで、弾圧を打ち破って戦争は止められると証明した。

このような闘いを日本全国でつくりだすことこそ戦争を止める道だ。 4月19日に原爆ドーム前に集まり、 共に声をあげよう。 トランプ ・ 石破を打倒し、中国侵略戦争を絶対に阻止しよう!