2022年3月26日土曜日

4月29日岩国にて、講演会&デモを行います!!

「ウクライナ侵略許すな! 核戦争を阻止しよう! 4・29岩国集会」

 【日時】 2022年4月29日(金、休) 14:00開演(13:45開場)

 【講演】 沖縄に迫る戦争の危機 ~自衛隊南西シフトとミサイル配備問題~ 

 【講師】 新垣毅(あらかき・つよし)さん  琉球新報報道本部長

 【会場】 シンフォニア岩国(山口県民文化ホールいわくに) 多目的ホール

 【参加費】 一般999人(学生・障がい者499円)

 【主催・問い合わせ先】 8・6ヒロシマ大行動実行委員会

             メール 86hiroshima.daikoudo@gmail.com

             電話・fax 082-221-7631

             ツイッター @86Hiroshima



 4月29日(金、休)山口県岩国市にて、沖縄講演会&デモを行います。講師は沖縄県で新聞記者をされている、新垣毅(あらかき・つよし)さんです。新垣さんは沖縄基地問題―日米安保問題を深く追求してこられました。

 近年、米中の対立がどんどんと深まる中、日米の首脳は「日米同盟強化」を叫び、軍事的衝突の最前線として沖縄・南西諸島の軍事要塞化が進められています。のどかな島々に次々と基地が作られ、ミサイル部隊が配備され、地域一帯が中国への侵略戦争に対する出撃拠点(すなわち戦場化を意味する)に。そこに住む155万人の命は、本当にないがしろにされているのです。

 さらにアメリカ政府は中国本土を射程にいれた、INF(中距離核ミサイル)のアジア配備計画も進めています。その最有力候補地は沖縄・岩国など日本列島です。沖縄・岩国を核戦争の戦場にするわけにはいきません!

 今年5月15日、沖縄は「日本への復帰」から50年目を迎えます。しかし沖縄の人々の願った、基地も核もない「平和な沖縄」は一切実現されていません。同様に岩国基地もまた、近年増強の一途をたどっています。今、ロシアとアメリカ・NATO主要国によって、ウクライナが戦場にさせられ、一般の人々が戦火を逃げまどい、殺されています。このような戦争をこれ以上許さないためにも、沖縄・岩国・広島ー全国の住民・労働者民衆が一つにつながって声を上げていく時ではないでしょうか。

 4月29日は、新垣さんの沖縄からみた戦争の危機について学び、これからどうするべきか、参加者で考えていければと思います。

 多くの皆さんの参加を待っています。


2022年3月8日火曜日

3月5日 「核戦争阻止」街頭宣伝

 


 3月5日は「核戦争、第3次世界大戦阻止」「日本の核武装阻止」を真正面から訴え、INF配備反対署名が1時間で25筆集まりました。用意したビラも170枚ほどまけ自ら受け取り来る人や今後の行動方針を聞きに来る人もいました。まさに今が核戦争を止めるために行動するときです!


2022年3月6日日曜日

3月3日 被爆者、被爆2世・3世の緊急声明を発表

 

【緊急声明】

第3次世界大戦(核戦争)の道を開くウクライナ戦争反対!——広島の被爆者、被爆2世・3世からの訴え


  2022年3月3日

〇ウクライナ侵略を今すぐやめろ

 ウクライナの支配・分割をめぐるアメリカ・NATO(北大西洋条約機構)とロシアの争奪戦がついに戦争となった。2月24日、ロシア・プーチン大統領は一方的な軍事侵攻を開始。ゼレンスキー政権の転覆、あるいはウクライナのロシア編入にさえ踏み込もうとしている。ロシアへの対応を巡って、アメリカ・NATOは事前の計画通りSWIFT(国際銀行間通信協会)からのロシア排除を決定。一方で中国はこれに反対するなど、大国同士の争闘戦は激化し、第3次世界戦争の危機が深まっている。
 今もウクライナの労働者民衆はウクライナに留まり、多くの死者と破壊を強制されながらもロシア侵略軍と戦い、首都キエフを防衛している。ウクライナの激しい抵抗に対してプーチン大統領は27日、核戦略部隊への出動命令を出した。以前から「ロシアを妨げようとする者は歴史上見たこともないような結果を見ることになる」と言っており、核戦争が現実のものとなりかねない。


〇再びの核戦争阻止、これ以上被ばく者をつくるな

 かつて、アジア植民地支配を巡る日米帝国主義の戦争が、ヒロシマへの原爆投下に至ったような歴史が繰り返されてはならない。「黒い雨」被爆者訴訟で明らかになった76年以上続く「放射能の脅威」の中を生き抜いてきた我々被爆者・二世・三世は、ウクライナ民衆の頭上に核が炸裂することを絶対に許さない。アメリカが朝鮮戦争(1950~53年)において核兵器の使用を公言した時、それを阻止したのは被爆者の怒りの抗議行動だった。今被爆者とその家族である我々は再び立ち上がり、ウクライナ民衆に塗炭の苦しみを強制する核戦争を阻止するために声を上げる。チェルノブイリ原発からの被曝に苦しむウクライナ民衆にさらに核攻撃を行うなど、絶対に許されることではない。ロシアをはじめ、全世界で湧き上がる労働者民衆のウクライナ反戦の怒りのデモと連帯する。


〇安倍元首相の「核共有発言」弾劾!

 ウクライナ危機の中、安倍元首相の行った「米軍との核共有」発言は、中国への核戦争をあおるものだ。この発言はまた、ウクライナのみならず東アジアも核戦争の瀬戸際にあることを明らかにした。核兵器禁止条約をあざ笑うかのような日本の支配者を我々は許さない! そのための敵基地攻撃能力保有=中距離核ミサイル配備、憲法9条(戦争放棄)の改悪を絶対に阻止する! 

 被爆者・二世・三世は絶対に核戦争を阻止するため、何度でも立ち上がる。この危機を乗り越えられるのは労働者民衆の国際的な反戦闘争だけだ。全世界のみなさん! 「ノーモア ヒロシマ、ノーモア ナガサキ、ノーモア チェルノブイリ、ノーモア フクシマ」の声を世界中で発し、ウクライナへの核戦争を阻止しよう!

以上

呼びかけ人(五十音順、2022年3月3日現在)
梅尾泰史(被爆2世、北広島町被爆2世会長) 木原省治(被爆2世) 渡子健(被爆2世、NAZENヒロシマ呼びかけ人) 中島健(被爆2世、反戦被爆者の会) 平野綾子(被爆2世、広教組組合員) 御堂義之(被爆者、元神戸大学教官) 宮原亮(被爆3世、広島連帯ユニオン委員長) 山田延廣(被爆2世、弁護士) 吉原美玲子(被爆者、キリスト者)






★★★

 ロシア・プーチンのウクライナ侵略戦争が激化の一途をたどっています。ウクライナ人民に再び核の惨禍が強制されるなど、絶対に許すことができません。またアメリカ・バイデンは一般教書演説で「これは民主主義対専制主義の闘いだ」と世界を恫喝し、対ロシア非難・制裁で結束強化を図っています。ウクライナ侵略戦争は世界核戦争―第3次世界大戦にもつながりかねない状況です。「今すぐにこの戦争を止めなければ!」——そういう思いから、広島の被爆者、被爆二世・三世の9人が呼びかけ人になり、3月3日に緊急声明を発することになりました。

 夕方5時30分からの原爆ドーム前記者会見では、呼びかけ人の被爆2世、3世の仲間を先頭に次々と思いを語り、世界中の労働者民衆に反戦反核への決起を呼びかけるものとなりました。とくに安倍元首相の行った「米軍との核共有」発言をヒロシマから厳しく弾劾しました。しかも今は岸田首相が国会などで安倍発言の「火消し役」を担っていますが、実際には中国侵略戦争に向けINF(中距離核ミサイル)の沖縄・岩国への配備や、原潜に転用可能な小型モジュール炉開発を進めるなど、日本の核武装への準備を進めています。こうした岸田政権についても鋭く批判する場となりました。

 この日は緊急の呼びかけにもかかわらず、原爆ドーム前には飛び入りも含めて40人が参加してくれました。通勤帰りの多くの人もチラシを受け取り、気持ちを共にできたと思います。新聞・テレビも多数取材してくれ、中には全国報道したところもありました。ニュースを見て励ましのメールも届いており、被爆地から声を上げる重要さを改めて実感しています。これからも行動を呼びかけています。


2月27日ーウクライナ侵略反対の緊急街宣


 2月24日に、ロシアがついにウクライナへ軍事侵略を開始したことを受けて、8・6ヒロシマ大行動実行委員会は、核戦争の危機が最大限に高まったことを実感し、今こそヒロシマから声を大にして反戦反核を訴える時だ!との決意を固め、ウクライナでの戦争が切迫した2月23日の街宣に続き2月27日に、街頭で反戦反核の直接行動を起こしました。

 ウクライナ侵攻前後から、ロシアのプーチン大統領は、実際に核兵器使用も辞さないという『核の脅し』をかけて、核部隊の演習を実施し、開戦後は核部隊の動員まで行いました!

 「絶対に核戦争を許さない」「ロシアとアメリカはウクライナで戦争するな!」という怒りを胸に8・6ヒロシマ大行動の仲間は、被爆2世、青年・学生を先頭に決起しました。

 当日は想定を超えて、危機感を共有した仲間、20名以上が結集して、ビラ配布、横断幕・メッセージボードを持ったスタンディング、リレーアピール、INF配備反対署名をやり抜きました。ビラは1時間で300枚近くが撒かれ、足りなくなりました。マイクでの訴えに耳を傾ける人や歩み寄り激励をしていく人、共感を持って話しかけてくる人などが次々と現れました。マスコミも新聞社やNHKや民放などテレビ局の取材もありました(当日、夕方のテレビ・ラジオのニュースで報道され、その動画もネットにアップされました)。マスコミを通じて、被爆者をはじめヒロシマ・ナガサキの思いが報道されています。本当に今、ロシアをはじめとした世界各地で巻き起こる人生をかけた決起に応え連帯して、侵略戦争に与する自国の政府と闘う国際連帯の実力行動が求められていると実感しました。