被爆者、被曝2世・3世の皆さん
全国・全世界の労働者・市民の皆さん
広島市は8月6日平和祈念式典周辺での拡声器の使用を規制する条例制定を狙い、市民3000人に対して「アンケート」を行いました。2019年3月末に集約し、4月議会での条例制定を狙っています。
改憲・戦争・原発推進・核武装を進める安倍首相を祈念式典に出席させ、発言させることに対して被爆者・広島の労働者市民の怒りの声が上がるのは当然です。これを公権力で弾圧することなど言語道断です。
安倍政権の改憲の動きと一体で、言論の自由を奪うものです。安倍首相の言う「自衛隊を憲法に明記する」と言う改憲が、戦前のように自由にモノを言えない社会に変えていくものであることをはっきりと示しています。
私たちはヒロシマ・ナガサキを繰り返すな、二度と戦争を繰り返すなというヒロシマの原点にたち、この「8・6広島デモ規制条例」を絶対に阻止しなければならないと思います。
そこで、広島市に対する「8月6日デモ規制に反対する意見書」を集めたいと思います。皆さんのご賛同をよろしくお願いします。
集約先 8・6ヒロシマ大行動実行委員会
〒730-0016 広島市中区幟町14-3-705 082-221-7631
意見書のダウンロード(PDF77KB)
広島市長
松井一實 様
8月6日デモ規制に反対する意見書
広島市は8月6日平和記念式典周辺でのデモ行進の拡声器の使用について市民3000人を対象に「アンケート」を行い、3月末にも集約結果を発表しようとしています。
このアンケートは「拡声器の声を放置することは多くの方の心情を害し、式典の趣旨を損なう」とあらかじめ断定した上で「条例を定めて規制すべき」かどうかを市民に問うという形式をとっており、アンケートの回答を誘導し、条例によるデモ行進の規制を行うことを画策しています。
例年、8月6日の平和公園周辺では様々な団体がデモ行進などを行なっています。こうした条例でデモ行進を規制することは、憲法に定められた言論・表現の自由を侵害するものであり、許されるものではありません。
8月6日8時15分、犠牲となった被爆者への追悼は、二度とヒロシマ・ナガサキを繰り返さないと誓い、核と戦争のない社会をつくるために声をあげることです。
特に、改憲と戦争、原発を推進し、核兵器禁止条約を拒否し、日本の核武装すら狙う安倍政権の発足以来、首相が祈念式典に出席することに対する怒りの声が高まっています。
昨年の8月6日の被爆者団体との会合においても安倍首相は「核兵器禁止条約には参加しない」と明言し、被爆者代表から「腹立たしいことこの上ない。もう来て欲しくない」と弾劾されています。
広島市がこのような安倍首相を毎年祈念式典に招聘していることこそが問題であり、これに市民が抗議の声を上げることは当然です。これに対して市が行政権力で規制するなど言語道断であると言わなければなりません。
広島市に対し、今回のアンケート調査を白紙撤回し、言論弾圧のデモ行進規制を行わないことを求めます。
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