2024年11月13日水曜日

11・17 パレスチナと連帯するヒロシマ集会に集まろう!

 

パレスチナと連帯する
11.17ヒロシマ集会

<講演>
改めて問うパレスチナ問題と人類の未来〜混沌と迷走の世界的視座から
講師:板垣雄三さん(東京大学名誉教授 東京経済大学名誉教授)

日時:2024年11月17日(日) 13時開場 13時30分開会
場所:広島弁護士会館3階 大会議室 (広島市中区上八丁堀2-73)

講師の板垣雄三氏はイスラーム現代史に長年取り組む一方、かつてから、「イスラエル建国は欧米社会 の反ユダヤ主義への反省と克服への努力不足」「パレスチナ人こそ『ユダヤ人』問題を根源的に批判できる」「征服・支配・収奪に服従させられる人民が抵抗する権利(1970年国連決議)を見直すべき」と指摘されてこられました。
以下は板垣氏の寄稿からの引用抜粋です。
「国際法・国際人道法を幾重にも踏みにじるイスラエル国家が厳重封鎖してきた『青空監獄』ガザ地帯の圧力釡破裂が、2023年10月7日ついに発生、ここぞとばかりイスラエル国家が開始した対ハマース戦争の過激なジェノサイドはお仕着せの言説や社会的思考の約束事・慣性を揺り動かす叫びの世界的交響を惹き起こした。何より注目の的は世界のユダヤ人の間で強烈なイスラエル国家批判が拡大的に表面化したことだ。(中略)「ホロコースト後」欧米市民は自らの痛みで償い、生還できたユダヤ人は欧米社会が迎え入れるべきだったのに、それらの責任をスケープ・ゴートに仕立てたパレスチナ人に丸ごと肩代わりさせ、植民国家イスラエルのパレスチナ軍事占領支配を既成事実と認知してきた厚顔無恥の偽善、米欧中心主義 の独善や頽廃とともに、もはや隠しようもなく視覚化されたのだ。」          (『土着的近代研究』特集〈土着的近代と平和構築〉巻頭より)



イスラエルは虐殺を今すぐやめろ! 
 10・7蜂起から一年。イスラエルは4万人を超える人々を殺し、破壊の限りを尽くしたガザへの無差別攻撃だけでは飽き足らず、国連決議を何十度目かに反故にし、近隣諸国の主権を踏みにじり、他国領土内で暗殺と軍事攻撃をやりたい放題に繰り返し始めています。帝国主義の危機の中で日米は中国に対する戦争を着々と準備する一方、イスラエルによる「力による現状変更」は見逃すばかりか公然と支援し続けています。許しがたいことにバイデン米大統領は、政権延命のためにイスラエルを「完全に完全に完全に支持する」と表明し、今後も支援を継続するつもりです。
 何度でも言います。事の発端は昨年10月7日ではなく、宗教や民族の対立でもありません。
 ホロコースト=ユダヤ人大量虐殺の責任をごまかしつつ、帝国主義の中東石油支配のための軍事基地国家として建設されたのがイスラエルです。イスラエルによる侵略と虐殺、民族抑圧と入植地拡大を放置するばかりか、積極的に支援し続けてきた帝国主義各国が現在の悲惨な状況を生んでいるのです。(写真は10・7から1周年のニューヨークでのパレスチナ連帯デモ)
イスラエルを支え、中国侵略戦争に突き進む石破政権を倒そう! 
 自民党総裁選ではすべての候補が改憲と核武装を主張。「戦争に行かない人は死刑」「反戦デモはテロ」の石破が新首相に。さっそく「核共有」「憲法への自衛隊明記」を主張し中国侵略戦争への「挙国一致」をつくるための総選挙に踏み切りました。10月下旬から自衛隊・米軍4万5千人が参加し、沖縄・琉球弧を最前線とする対中国の大軍事演習が行われています。9月25日には海自の護衛艦「さざなみ」が台湾海峡を通過する重大な軍事挑発を強行。戦争前夜情勢です。
 アメリカの最大の同盟国として、アメリカ・イスラエルの軍事行動を支えているのが日本です。5月千葉での武器見本市へのイスラエル企業の参加を拡大し、自衛隊もイスラエルの無人機導入を検討しています。
集会禁止打ち破った8・6ヒロシマに続く反戦行動を! 
 私たち8・6ヒロシマ大行動は今年8月6日、虐殺を続けるイスラエル、「拡大抑止」で中国への核戦争を準備する岸田首相と米大使の式典出席に抗議し、広島市の「集会禁止令」を打ち破って原爆ドーム前反戦反核集会を打ち抜きました。一人の逮捕も、排除も許しませんでした。大勝利です。(写真は8月6日のデモ)
 8・6ヒロシマのように闘おう! 8・6ヒロシマに続く闘いを! 日本政府のイスラエル支援を糾弾し、国際連帯の力で今すぐに虐殺を止めさせよう。そして日米同盟のもとで行われようとしている中国侵略戦争を被抑圧民族人民と連帯して絶対に阻止しよう。


2024年10月28日月曜日

日米合同軍事演習「キーン・ソード25」弾劾! 呉と岩国で行動

 

海上自衛隊呉地方総監部前で抗議行動(10月22日)

呉地方総監部へ申し入れ


米海兵隊岩国基地・海上自衛隊岩国航空基地ゲート前で申し入れ


申入書を受け取るどころかゲートの門を閉め始める米軍。

10月23日から11月1日まで沖縄・琉球弧を前線に見たて、日本全土で行われる日米共同統合演習「キーンソード25」に対して、海上自衛隊呉基地、米軍・海自岩国基地に対して申し入れ行動を行いました。

「改憲・戦争阻止!大行進 呉準備会」が呼びかけた呉の申し入れ行動では平日にも関わらず現地の方も数名参加し、海上自衛隊に抗議申し入れを行いました。

岩国基地では事前に連絡していたにも関わらず基地ゲート前に責任者が出て来ず、代わりに「米軍関係者」を名乗る人物が「道路まで出ろ」などと述べ、警察を呼ぶという許し難い対応でした。私たちは申入書をマイクで読み上げ、近くの防衛施設局の事務所に申入書を投函しました。

申し入れの前に岩国駅前で街頭宣伝を行いました。人通りはそれほど多くないですが、あちこちで討論の場ができて、1万円をカンパしてくれた方もいらっしゃいました。岩国基地周辺住民の戦争に対する危機感の高さを感じます。


 2024年10月22日 

防衛大臣 中谷 元 様 

海上自衛隊呉地方総監 福田達也 様 

8・6ヒロシマ大行動実行委員会 

改憲・戦争阻止!大行進呉準備会 

〒730‐0036広島市中区袋町5-4-302 

電話&FAX 082-245-8410 

申し入れ 

中国侵略戦争絶対阻止! 日米共同統合実動演習はただちにやめろ! 


 2024年9月26日付で統合幕僚監部より、10月23日~11月1日に「令和6年度日米共同統合演習(実動演習)『Keen Sword25』」(以下、「キーン・ソード25」と呼ぶ)を実施する旨が発表された。 

 同日付で呉市からも、中国四国防衛局からの情報提供として、呉の地においてもその演習を実施する旨が発表され、海自呉基地や日米弾薬庫が訓練の拠点や対象になるという。 

この日本全土で行われる「キーン・ソード25」は、初めて中国を敵国として明示した2月の図上演習「キーン・エッジ24」を引き継ぐ実動演習であり、中国侵略戦争を具体的に想定して行われる訓練・演習である。このような戦争準備を絶対に認めることはできない。 中国侵略戦争を絶対に阻止するために「キーン・ソード25」の即時中止を求める。 

 「キーン・ソード25」は、「強固な日米同盟の下、日米の即応態勢及び相互運用性を向上させるもの」(前出、9月26日付統合幕僚監部報道発表資料)であり、「自衛隊と米軍は力による一方的な現状変更の試みは断じて許さないという強い意志の下、あらゆる事態に対応するための抑止力・対処力を強化し、我が国の防衛及び地域の平和と安全の確保に寄与していく」(同)ために行うという。 

 しかし、「一方的な現状変更の試み」を行っているのは、この演習の仮想敵国である中国なのか。そうではない。「台湾有事」を声高に叫んで中国の脅威をあおり、それを口実として戦争準備を進めているのは米日政府の方である。実際に、中国軍の「台湾包囲」演習など比較にならない中国侵略戦争のための大規模演習を立て続けに繰り広げ、挑発し、戦争圧力をかけているのである。7月28日から8月7日にかけては、対中国の作戦構想「遠征前進基地作戦(EABO)」にもとづく、米海兵隊と陸上自衛隊の実動訓練「レゾリュート・ドラゴン24」が岩国―九州―沖縄で行われた。このEABOとは、沖縄・琉球弧の島々を次々と戦場にしながら中国とミサイルの撃ち合いをする作戦であり、住民の犠牲を前提としたものである。9月25日には、南中国海での多国間訓練に参加するために移動していた海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」が、自衛隊発足以来初めて台湾海峡を通過してもいる。これ自体「訓練」と称する露骨な戦争行為の一環そのものである。 

 米日が中国侵略戦争へと突き進んでいる最大の原因は、第2次世界大戦後の経済・政治・軍事、そして戦争、そのすべての中心であったアメリカ帝国主義の歴史的な没落である。この没落の危機からの脱出をかけて、中国に対する侵略戦争を開始しているのである。日本帝国主義もまた、経済破綻をますます深めるなど帝国主義としての存亡の危機にあり、自らの延命をかけてアメリカと共に主体的に中国侵略戦争へと突き進んでいる。 


 4月10日に行われた日米首脳会談では「核同盟として中国に対する戦争を準備するために米軍と自衛隊の司令部を統合する」とし、日米が一体となって中国に向けて核ミサイルを撃つ「戦争同盟」への日米安保の大転換で合意した。7月28日の日米外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)は、その大転換を具体化するものとして行われた「戦争会議」そのものである。そこでは、米軍・自衛隊の「指揮・統制」の連携強化や武器の共同開発・生産、米軍艦船などの日本での補修・整備、民間空港・港湾のさらなる軍事使用など、中国侵略戦争を実際に発動するための協議が行われ、あわせて「拡大抑止」についての初の閣僚級協議も行われた。「拡大抑止」とは、核戦争を実際に行うための準備にほかならない。アジアでも、「拡大抑止」の名のもとにアメリカの核兵器搭載可能な戦略原子力潜水艦や戦略爆撃機、中距離ミサイルの大量配備が狙われているのである。 

 10月1日に発足した石破新政権は、こうした岸田前政権が推し進めたアメリカと共に核戦争を行う準備を引き継ぎ、さらなる中国侵略戦争とそのための大軍拡、日米安保の大転換、労働者に対する解雇規制の撤廃などに踏み込もうとしている。石破首相は、「非核3原則を変え、憲法9条2項を削除し、緊急事態条項を導入する」と公言し、「アジア版NATO」「核共有」を叫んでもいる。石破政権は、中国侵略戦争・核戦争を推進するための政権であり、沖縄、日本全土、台湾、中国を戦場へとたたき込もうとしているのである。 

呉も軍事基地としての拡大・強化が狙われ、再び呉が中国侵略戦争のための出撃基地にされようとしている。来年3月に新設される「自衛隊海上輸送群」の司令部の海自呉基地への設置や、防衛省による「防衛力の抜本的強化」を掲げた「多機能な複合防衛拠点の新たな整備」のための日鉄呉跡地の一括買収は、そのための攻撃である。7月28日の日米2プラス2での協議が呉においても現実化されようとしている。 

 第2次世界大戦の時も呉は一大軍事拠点であり、沖縄への出撃基地であった。そのため呉も沖縄戦の前哨戦としての空襲を受け、オキナワ・ヒロシマ・ナガサキを帰結した。こうした歴史を二度と繰り返すわけにはいかない。 

 以上のことから、次のことを申し入れる。 

 中国侵略戦争準備のための「キーン・ソード25」はただちにやめろ! 


 私たちは呉からも、沖縄を始め全国で、あるいは全世界で反戦・反基地のデモやストライキなどの実力行動を闘う労働者人民と連帯・団結し、共に米日の中国侵略戦争―世界戦争・核戦争を阻むための闘いをつくり出す。中国侵略戦争阻止! 戦争へ突き進む日本帝国主義―自国政府打倒へ全力で闘う決意である。 

 自衛隊員の皆さん、中国侵略戦争のための訓練を拒否しよう! 「自衛」という口実のもと、侵略戦争はすべて領土と勢力圏の奪い合いのために行われる。「国家・国民を守る」というペテンで侵略戦争に動員されるのは自衛隊員や労働者である。兵士は「軍服を着た労働者」だ。兵士と労働者民衆が一つに団結して闘う共通の相手は、侵略戦争で利益を得る支配階級であり、そのために兵士と労働者民衆に死を強制する帝国主義国家とその政府である。侵略戦争のための銃を握るのではなく、共に反戦闘争に立ち、戦争を不可避とするこの世界を変えよう! 私たちは、すべての自衛隊員とその家族の皆さんと団結し、共に進む。共に闘おう! 

以上 



2024年10月26日

防衛大臣 中谷 元 様

海上自衛隊 第31航空群司令 石川 一郎 様

米海兵隊岩国航空基地司令官 リチャード・ラスノック 様



8・6ヒロシマ大行動実行委員会

〒730‐0036広島市中区袋町5-4-302 

電話&FAX 082-245-8410 


申し入れ


中国侵略戦争・核戦争を準備する日米統合実動演習「キーン・ソード25」実施に抗議し、演習の中止を求めます。


  2024年9月26日付で統合幕僚監部より、10月23日~11月1日に「令和6年度日米共同統合演習(実動演習)『Keen Sword25』」(以下、「キーン・ソード25」と呼ぶ)を実施する旨が発表されました。

 同日出された岩国市の報道発表において、この演習が沖縄・琉球弧(南西諸島)をはじめ日本全土を使用して行われる大演習であり、岩国基地から出撃した戦闘機が沖縄や四国沖で対艦攻撃訓練を行うこと、さらには岩国基地に接岸した海自の護衛艦に弾薬や資材を搭載する訓練などを行うことなどが発表されています。

 この日本全土で行われる「キーン・ソード25」は、初めて中国を敵国として明示した2月の図上演習「キーン・エッジ24」を引き継ぐ実動演習であり、中国侵略戦争を具体的に想定して行われる訓練・演習です。このような戦争準備を絶対に認めることはできません。 中国侵略戦争を絶対に阻止するために「キーン・ソード25」の即時中止を求めます。 


1 侵略戦争をやろうとしているのはアメリカ、日本の側


 9月26日付統合幕僚監部報道発表資料によれば、「キーン・ソード25」は「強固な日米同盟の下、日米の即応態勢及び相互運用性を向上させるもの」「自衛隊と米軍は力による一方的な現状変更の試みは断じて許さないという強い意志の下、あらゆる事態に対応するための抑止力・対処力を強化し、我が国の防衛及び地域の平和と安全の確保に寄与していく」ために行うといわれています。 

 このようにあたかも中国の側が侵略戦争を仕掛けようとしているかのように事態を描いていますが、ことの本質は全く逆に、アメリカや日本の側こそが侵略戦争をやろうとしています。

 米バイデン政権は2022年の国家安全保障戦略において中国を「国際秩序を変える意図とそれを実現する経済力・軍事力・技術力を備えた唯一の競争相手」「米国にとって最大の地政学的難題」と規定し、米国の今後の世界戦略の中心は「中国を打ち負かすこと」であると公然と打ち出しています。

 製造業の衰退、IT・テックバブル崩壊の危機、内戦一歩手前と言われるほどの「アメリカ社会の分断」という現実に示されるアメリカ帝国主義体制の危機が戦争の原因です。アメリカの支配者たちが、世界の盟主としての自らの位置を維持し延命するために、「唯一の競争相手」である中国を「打ち負かす」という中国侵略戦争を決断する中で米中の軍事的緊張が生み出されているのです。

 日本政府はこのアメリカの中国侵略戦争の決断に対して、日米同盟のもとで日本が積極的に参戦することを決断しています。2022年末の安保3文書改定、防衛費の2倍化、沖縄・琉球弧への自衛隊のミサイル部隊の配備、今年4月の日米同盟のアップグレード、指令部機能の日米両軍での一体化と岸田政権のもとで戦争体制の構築が進められてきました。10月1日に発足した石破政権はそれを引継ぎ、さらに激しく戦争に向かって突進しています。

 「力による一方的な現状変更」を行ってきたのは、アメリカであり日本の側です。「一つの中国」政策を一方的に放棄し、台湾に武器を送り、沖縄・琉球弧を住民の反対を無視して軍事要塞化してきたのです。今回のような演習こそ軍事的挑発そのものであり、1937年の盧溝橋事件が軍事演習からそのまま戦争に発展したように、戦争を引きよせる行為に他なりません。


2 行われようとしているのはウクライナ戦争、ガザ虐殺を何倍も上回る大虐殺の核戦争


 昨年1月に米政府系のシンクタンクCSISが行った「台湾有事」のシミュレーションでは米兵の死者と行方不明者1万人以上。9月に笹川平和財団が行った試算によれば自衛隊の死者2500人、民間人の死者数百から1000人と言われています。しかし実際に行われようとしている戦争の実態はこのような数字では到底表現できない悲惨なものとなります。

 米中は核保有国であり、中国侵略戦争は核戦争にならざるをえません。日米政府が現在進めている「拡大抑止」とは米国の核兵器を日本に配備し、核戦争の準備をするということです。実際、石破政権は拡大抑止協議を受けて「核共有」を公然と主張しています。

 米軍の対中国作戦構想「EABO(遠征前進基地作戦)」では沖縄や琉球弧の島々を米軍や自衛隊の部隊が次々と移動し島々を戦場にしながら中国軍と戦闘をする想定となっています。沖縄戦を再現しようとしているのです。

 今回の演習でも明らかなように、岩国基地は最前線の出撃基地であり、戦争になれば当然にもミサイル攻撃などの反撃を受けることは明らかです。日本全土が戦場化するのです。

 現在、ウクライナ戦争ではウクライナ・ロシア双方の死傷者は100万人を超えると言われています。米軍が前面に立たなくてもこれほどの死傷者が出ているのに米軍が正面に立ち、米中という2大強国が激突したらどのような悲惨な事態になるか。米インド太平洋軍司令官パパロ海軍大将は台湾有事の際、無人機で台湾海峡を「地獄絵図」にすると公言しています。台湾・中国本土、沖縄・琉球弧が火の海になり大虐殺が行われることは明らかです。イスラエル軍によるガザ大虐殺が続いていますが、米日を始めG7各国はこのような大虐殺を現在進行で支えつつ、それを何倍も上回る大虐殺を準備しているのです。何が「地域の平和と安全の確保」(前出9月26日付統合幕僚監部報道発表資料)か! このような戦争を絶対に始めさせてはならないし、そのための軍事演習には絶対反対です

 

3 万国の労働者民衆の団結で戦争を阻止しよう。兵士は侵略の銃を取るな


 「中国の脅威に対処する」とか「中国に侵略を思い止まらせる」などというのはすべて侵略戦争を正当化する嘘の宣伝です。「国民の生命と安全を守る」というのも全くの嘘。真実は、裏金や利権にしか関心のない政治家と、労働者を低賃金で搾取して利潤をため込むことにしか興味のない支配者たちの利益と支配の継続を守るために労働者民衆、兵士を徹底的に犠牲にする戦争です。日本がどれだけ戦場になろうと国民が何千何万人死のうと関係ないと思っているのです。

 腐った支配者のために戦争にかり出され、殺しあいをさせられることに絶対反対です。日本とアメリカ、中国の労働者民衆、万国の労働者民衆の団結した力で戦争を必要としている小数の支配者たちを打ち倒し、戦争を食い止めなけばなりません。

 自衛隊および米軍兵士のみなさん。腐り切った支配者たちのために戦場で殺しあいをする必要はありません。銃口を向けなければならないのは、そのような支配者たちではありませんか。兵士は侵略の銃を取るな。自国政府を打倒する反戦闘争に隊内から立ちあがろう!


改めて、キーンソード25の即時中止を申し入れます。


2024年10月19日土曜日

10・27 反戦女性集会に集まろう!




◆戦争反対! 戦争動員拒否!  子どもたちを戦場に送らんぞ!

イスラエルによるパレスチナ人虐殺では、本当にたくさんの女性と 子どもが殺されています。ウクライナ戦争も然り! 日本もアメリカと 一緒になって戦争を支えています。そしてアメリカの世界支配を維持 するために日米で、中国を敵として「打ち負かす」 戦争を着々と準備しています。

◆女性への性暴力許せん!

性が商品として消費され、子どもの目に入る場所にすら女性のポルノ があふれる日本社会。沖縄では、米兵による女性への性暴力事件が相 次いだにもかかわらず、何ヶ月も隠蔽されていました。戦争下では性 暴力が極限化します。

◆女性は子を産む機械じゃない!

「産めよ、増やせよ」!? 「異次元の少子化対策」!? 自分が食べていくのに精一杯で、子どもを持てない・持つ事に希望を 感じない社会が悪い! 女性は国に都合の良い出産マシンじゃないし、 我が子を戦場には送らないぞ。

◆福祉を削って軍事費に回すな!

国は、歳出を減らして軍事費を増やすと言って、社会保障の削減を 狙っています。住民の反対を無視して、沖縄には中国に向けたミサイ ル基地がどんどんつくられています。私たちのお金を、戦争に使う な! 困っている人たちの生活に回せ!

◆戦争を止め、女性が安心して暮らしていける 社会をつくろう!

非正規の多くの女性労働者、シングルマザーが 貧困に苦しんでいます。戦争も貧困もない、女性 が安心して生きていける社会は、すべての人に とっても暮らしやすい社会です。

◆どんな弾圧もヒロシマを黙らせる事はできない!  8月6日、集会禁止はね返し集会・デモをかちとった!

8月6日には平和公園全体を入場規制し、反戦集会を禁止するとい う、核戦争への踏み込みのためのヒロシマつぶしの攻撃がかけられま した。一歩もしりぞくことはできないと全国から駆けつけた仲間とと もに、原爆ドーム前に座りこみ、弾圧を許さず集会・デモ行進をかち とりました。

反戦・反核運動への弾圧、 8・6ヒロシマ暴処法弾圧で 不当勾留されている、5人の仲間を取り戻そう!

◆全世界で女性が立ちあがっている! 国際連帯で戦争をとめよう!

ガザ虐殺弾劾! パレスチナ連帯!中絶禁止反対!・・全世界の女 性・青年・学生が、逮捕・弾圧をおそれず行動しています。女性が行動の先頭にたつとき、大きな勇気と連帯の呼びかけとなります。私たちには力がある。国境を越えた連帯の行動で、戦争を止めましょう!

★女性が団結して声を上げ、社会を変える先頭に立ちましょう!★

中国侵略戦争に向けた日米演習「キーン・ソード25」弾劾連続行動へ!


10月21日(月) 「国際反戦デー」スタンディング 18:00 
         広島 本通り青山前
10月22日(火) 呉 海上自衛隊申し入れ
         14:00 呉地方総監部前 (13:30ゆめタウン呉集合)
10月26日(土) 岩国基地抗議行動
         15:00岩国駅前アピール
         16:00岩国基地へ申し入れ 岩国基地正門前
10月27日(日) 反戦女性集会
         14:00 広島市平和資料館 東館 地下1階 会議室2
         集会後デモ更新
11月3日(日) 全国労働者総決起集会/改憲・戦争阻止!大行進

 

総選挙で戦争翼賛国家への転換ねらう石破政権


 今夏8・6ヒロシマの闘いは、汚職・腐敗と戦争への怒りと結びつき、岸田政権を打倒するものとなった。岸田に代わり新しく登場した石破政権は、9条改憲と「核共有」=核武装、「アジア版NATO」の創設を公言する戦争突撃内閣だ。核戦争に突き進む日本帝国主義・石破政権を倒し、中国への侵略戦争をとめる、巨大な反戦闘争を巻き起こそう!

 労働者・学生の戦争と生活破壊への怒りに追い詰められた自民党と石破政権は、就任後史上最速となる解散・総選挙に踏み切った。この総選挙は自民・石破と、「日米安保基軸」で一致する立憲民主、維新、国民で中国侵略戦争へ突入するための挙国一致体制をつくるものだ。この総選挙にわたしたち労働者階級の選択肢はない。立民や共産をふくむ全勢力が、石破政権の戦争突進に沈黙を貫くことで戦争内閣を補完するものになっている。わたしたちの未来は「よりマシ」な選択肢の先にはない。戦争政府と総翼賛議会をまるごと吹き飛ばす反戦闘争=11・3労働者総決起集会こそがわれわれの選択肢だ!


中国侵略戦争のための巨大軍事演習

 なによりこの総選挙期間中1023日からはじまる日米の共同統合演習「キーン・ソード25」は、初めて中国を「敵国」として名指しした「キーン・エッジ24」を引き継ぎ、自衛隊約3万3千人、米軍約1万2千人が参加する実動演習=大軍事演習だ。オーストラリア軍やカナダ軍をはじめ、世界中の「同盟国」が参加し、NATO(北大西洋条約機構=東欧を爆撃し蹂躙してきた戦争機関)がオブザーバーとして参加する。帝国主義そろいぶみで「中国を打ち負かす」(米国家安全保障戦略)ための戦争訓練であり、これ自体が中国侵略戦争の火蓋を落とすものになりかねない重大な戦争挑発だ。

 世界戦争・核戦争の主戦場として、九州から沖縄・琉球弧にかけて軍事要塞化・ミサイル基地化が急ピッチですすめられてきた。沖縄・勝連分屯地の地対艦ミサイル連隊を先頭に、宮古、石垣、与那国、奄美に陸上自衛隊のミサイル部隊・計2600人の配備が進められている。

 「キーン・ソード25」は自衛隊や米軍の基地にとどまらず、沖縄・九州を中心に全国の民間施設が使われる。不発弾の爆発事故が起きた宮崎空港をふくむ12空港、20港湾がその対象とされ、日本全土が演習の舞台にされる。呉の海上自衛隊や米軍岩国基地はもちろん、東広島市内の河川にPFAS(有機フッ素化合物)を垂れ流してきた弾薬庫もすべて使っておこなわれる大軍事演習を許すことはできない!

 また、石垣島にはウクライナでも使われている高機動ロケット砲システム「ハイマース」も持ち込まれ、EABO(遠征前進基地作戦)を想定した訓練が予定されている。EABOとは、中国軍の防衛ラインを突破するための作戦だ。日米政府が言うような「中国の脅威」からの防衛でもなければ「自衛戦争」でも何でもないことは、火を見るよりも明らかだ!




今回のキーンソード25の演習計画(岩国市の発表資料より)。沖縄・琉球弧を戦場とするEABOの実戦訓練であることは一目瞭然


首都直下の大反戦デモで戦争政府を打倒しよう!

 9月25日には海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」が初めて台湾海峡を通過した。戦争勃発にもなりかねない画歴史的な戦争挑発を、日本帝国主義が決断しているのだ。それは日本を最前線基地にして中国と核ミサイルを撃ち合う戦争=中国侵略戦争への「決断」にほかならない。

 今こそ戦争の元凶である日米の帝国主義政府を倒す反戦闘争が必要だ。1021日「国際反戦デー(1966年ベトナム反戦ストライキがおこなわれた日)」のスタンディングを皮切りに、「キーン・ソード25」と対決する諸行動(オモテ面)に集まろう!

 11月3日東京・日比谷野外音楽堂でおこなわれる11・3全国労働者総決起集会&改憲・戦争阻止1万人大行進は、戦争絶対反対を貫き闘ってきた労働組合が呼びかける、戦争政府打倒の大反戦集会&デモだ。8・6ヒロシマで岸田政権を倒した力を束ね、さらに大きくし、東京のど真ん中に帝国主義打倒の隊列を登場させよう!








広島地裁 小川貴紀、角谷比呂美、伊集葉瑠花 裁判官は 無実の5人を直ちに釈放しろ‼️ 8・6弾圧の公判を今すぐ開け!



 

昨年の8月6日原爆ドーム前の反戦反核集会に参加し、右翼の集会破壊から集会を守った5人が「暴力行為等処罰法」で逮捕されてから7ヶ月以上が経過しています(8・6ヒロシマ暴処法弾圧)。広島地裁はこの間、公判を開くこともなく、無実の5名を広島拘置所に拘束し続けています。

 10月8日、広島地裁は「公判前整理手続き」を開催しました。弁護団は直ちに公判の開催を求めましたが、裁判所はそれをさえぎって「公判前整理手続き」を強行したのです。


憲法違反の密室証人尋問を強行

 しかも、非公開の公判前整理手続きでなんと検察側の証人尋問を強行しました。裁判はその公正を保つために公開が原則です。そのことは憲法28条にも明記されており、特に政治犯罪や基本的人権に関わる裁判は「常にこれを公開しなければならない」と規定しています。

 こんなことは裁判官や検察官といった司法に関わる者であればイロハのイであり、当然知っていることです。

 密室での証人尋問という前代未聞の暴挙に弁護団は裁判官の忌避を申し立てましたが、裁判所は自分が7ヶ月以上も公判を開かず、裁判を長引かせているくせに、弁護団に対して「裁判を長引かせるための忌避」 などと強弁して即時に棄却し、証人尋問を強行しました。


警察が我が物顔で制圧する法廷

 この日の広島地裁は裁判所全体に多数の警察官が配置されていました。私たちが裁判所に5人の早期釈放を求める申し入れを行った後、法廷のある階まで移動したところ、何と「立入禁止」の貼り紙がしてあり、裁判所職員と警察官が立っていて中に入れないと言うのです。「立ち入り禁止」のガラス扉の中、法廷の前には警察官が陣取り我がもの顔で歩いています。しかも法廷の審問室の中から警察官が出てくるではありませんか! 支援者は排除し、警察は我が物顔でうろつく法廷で、警察官の証人の尋問を密室で行う。まさに戦時下の戦時司法さながらの状況でした。かけつけた支援者は怒りの声を叩き付けました。


袴田無罪! 8・6暴処法弾圧もでっち上げだ!

 袴田事件の無罪が確定しました。証拠を捏造までして、58年間も無実の袴田さんを「死刑」の罪に置き続けてきたのです。裁判所や静岡県警が「謝罪」をしましたが、謝罪ですまされることではありません。国家犯罪であり、責任者は処罰されなければなりません。

 8・6ヒロシマ暴処法弾圧も全く同じです。原爆ドーム前反戦集会への弾圧として、治安維持法と一体で制定された暴力行為等処罰法を使って5人を半年以上も経った後で逮捕し、8カ月も保釈せず接見禁止で家族の面会さえ認めず、広島拘置所に勾留しています。転向し「罪」を認めない限り出さないという「人質司法」そのものです。

 小川、角谷、伊集裁判官(この裁判は3人の合議)は袴田事件の過ちを今まさに繰り返しています!

 5人の保釈を直ちに認めよ! 接見禁止を解除せよ! 直ちに公判を開け!


裁判所に対する被告家族の抗議申し入れ(抜粋)

 2月28日午前7時、私たち家族が住む自宅に広島県警が家宅捜索を行い、夫を逮捕しました。この家宅捜索と夫の逮捕に「正当な理由がある」、「(一定の証拠に基づき)罪を犯したことを疑うに足りる相当な理由があり、逮捕の必要性がある」と許可を出したのは他でもない広島地方裁判所です。

 全く真面目に検討された様子もなく「証拠隠滅の恐れあり」と何を根拠に言っているのか、家族面会の申請が却下されていることに、本件が政治弾圧であることを感じざるを得ませんし、貴裁判所への強い憤りを感じます。

 「無実なんて争わないで」「娘のために帰ってきて」「戦争反対よりも家族を大事にして」と私たちに言わせたいのでしょうか。本件弾圧は私たち家族にかけられた「反戦運動をやめろ・やめさせろ」という転向強要であると感じています。(冨山さんの家族の申入書から)


 大正時代に制定された法律が、令和の時代の労働者たちの運動を弾圧するために使われようとしているのですね。驚きです。思想や言論の自由は日本国憲法で保障されているのではありませんか? 「厳粛な式典」を希求するあまり、集会を禁止して力によって押さえ つけようとすること事態が、愚かな過ちです。今回の理不尽な弾圧に強く抗議したいと思 います。(髙田さんの家族の申入書から)




護送されてくる5人を激励

裁判所前で抗議集会。この後刑事部に申し入れ。