機動隊によるデモ隊への暴力的襲撃・逮捕を弾劾する記者会見
2名の学生の不当逮捕に対し救援カンパを!
郵便振替 01360-1-62222
口座名 8.6 ヒロシマ大行動
通信欄に「弾圧カンパ」と記載ください
機動隊によるデモ隊襲撃、逮捕の際の様子
デモ行進終了後、逮捕の際の機動隊の卑劣な暴力を詳細に暴露する全学連赤嶺委員長
G7広島サミット首脳宣言、及び広島ビジョンに対する声明(ビラ)
5・21G7広島サミット反対デモへの不当弾圧に対する声明
8・6ヒロシマ大行動実行委員会
本日、5月21日(日) 11:55 私たちが主催するG7広島サミット反対デモにおいて、警視庁・機動隊による学生が1名「公務執行妨害」の名目で不当逮捕されました。
逮捕の際、警察・機動隊は左右・後方から暴力的に押している状況でした。逮捕の瞬間はデモ隊右方から機動隊が暴力的にデモ隊を押し倒し、一斉に襲いかかって混乱しているところを2名連行しました。連行された2名のうち1名はすぐに解放されましたが、1名は広島中央警察署に留置されています。
すでに18日に行った日米首脳会談の際に広島大学の太田蒼真くんを今回と全く同じやり方で不当逮捕し、今に至るも拘束し続けています。さらに、今回のサミット粉砕闘争に参加する予定だった仲間を予防弾圧として5月12日に6名も不当逮捕しています。
今回の逮捕はG7広島サミットに反対する私たちのデモを警察の暴力によって押しつぶし、戦争反対、核廃絶を求める私たちの運動を潰そうと目論む政治的弾圧です。徹底抗議するとともに1日も早く奪還するために全力をあげる決意です。
私たちは5月19日から開催されているG7広島サミットに反対して5月17日より5日間計7回のデモ行進を行いました。
G7広島サミットはウクライナ戦争を激化させるものであり、同時に中国に対する戦争を準備するものです。G7広島サミットにゼレンスキー・ウクライナ大統領を対面出席させ、サミット期間中にF16戦闘機の供与を容認する発言を米バイデン大統領が行いました。ウクライナ戦争をエスカレートさせ、さらに戦火を拡大するものであり、断じて許すことはできません。サミットに先立つ18日の日米首脳会談では「日米同盟の抑止力・対処力の一層の強化」を確認し、「核を含むあらゆる種類の米国の能力によって裏付けられた、日米安全保障条約の下での日本の防衛に対する米国のコミットメントを表明」し、「台湾海峡の平和と安定の重要性を強調する」として中国に対する軍事的威嚇を表明しています。G7広島サミットは米日を軸とした中国に対する侵略戦争を準備する会合としても開催されました。
G7広島サミットが発出した広島ビジョンでは「我々の安全保障政策は、核兵器は、それが存在する限りにおいて、防衛目的のために役割を果たし、侵略を抑止し、並びに戦争及び威圧を防止すべきとの理解に基づいている。」と述べ、G7の核保有を正当化するものであり断じて許すことはできません。
全ての核の廃絶、戦争絶対反対を訴えてきた被爆者と広島の労働者・市民の思いを踏みにじるものであると考えています。そうした考えから私たちはG7広島サミット反対のデモを行ってきました。
私たちは今回の不当逮捕及び警察の暴力的な襲撃はG7広島サミットの戦争会議としての本性を表していると思います。G7広島サミットの議長を務めた岸田首相は軍事費2倍化、敵基地攻撃能力保有、沖縄・南西諸島のミサイル基地化を進め、ウクライナ軍事支援、戦争継続への全面支持を行っています。
今回の逮捕された2名、そして予防弾圧として逮捕されている全ての仲間を一刻も早く取り戻すとともに、岸田政権の進める戦争政策と闘い、全世界の人々とともにウクライナ戦争、世界戦争をとめるため全力をあげる決意です。
2023年5月21日
8・6ヒロシマ大行動実行委員会
〒730-0036 広島市中区袋町5-4-302
電話&FAX 082-245-8410
事務局長 宮原亮