2024年7月16日火曜日

「県警と連携して」集会禁圧を宣言する広島市当局を許さない!


7月11日、平和記念式典を統括する広島市市民活動推進課および平和公園を管理する緑政課と、8・6ヒロシマ大行動実行委員会の「協議」の場がもたれました。

6月28日に出した私たちの質問状に対して、市は7月8日付けで正式な文書回答を行いました。(6月26日の回答も含めて下に全文)。市が一方的に発表した「集会禁止令」に従わなければ「広島県警と連携して対応」という回答です。警察の暴力によって集会を弾圧し、従わなければ逮捕するという脅しに対して参加者から怒りの声が上がりました。

市議会では被爆者席から拡声器などを使わず「地声で声が上がったらどうするのか」(山路市議 市議会建設委員会にて)という質問が行われ、市は「県警と連携して対応」と回答するなどますます許しがたい議論が繰り広げられています。

他方、7月28日には日米の防衛・外務閣僚による会議(いわゆる2プラス2)が開催され、その場で「拡大抑止閣僚級会議」が行われようとしています。拡大抑止とはアメリカの核兵器で同盟国を「防衛する」という意味で、要は中国との間で核戦争をやるための協議ということです。8・6のわずか1週間前にこのような核戦争会議が行われようとしています。

しかも同じ28日から8月7日まで米軍岩国基地や九州、沖縄、琉球弧を「戦域」とした日米共同軍事訓練「レゾリュートドラゴン」が行われます。与那国島では自衛隊の基地が壊滅していることを想定し、民間空港を使って訓練するなど超実戦的な訓練として繰り広げられようとしています。

この訓練の真っ最中に岸田首相は広島に来て「平和のメッセージ」を発するというのです。この式典の主役はイスラエル、アメリカ、岸田首相であり、「教育勅語」を賛美する松井広島市長です。反戦反核集会は禁圧し、イスラエルの出席や岸田首相に被爆者席から怒りの声が上がっても警察によって弾圧するというのです。これは「平和式典」ではなく「戦争式典」です。絶対に許すことはできません。

8月6日朝、原爆ドーム前に総結集を呼びかけます。不当な集会弾圧を実力で打ち破って、反戦反核の声を上げましょう!

6月26日付広島市からの回答と、7月8日付広島市からの回答

 6月28日の8・6ヒロシマ大行動実行委員会からの質問状