2024年9月28日土曜日

広島市に提出した「弁明書」


掲載が遅くなりましたが、9月17日に広島市に提出した「弁明書」をUPします。

これは、8月6日の原爆ドーム前座り込み集会に対して広島市が「広島市公園条例違反」を主張し、「過料5万円」を要求してきたことに対する「弁明」です。条例の手続き上、過料の請求に対してまず「弁明」を行い、その後正式な決定が出されると今度は「不服申立て」に進むという流れになります。
しかし、「弁明書」にも書いているように私たち実行委員会は8月6日の反戦反核座り込み集会についてなんら間違ったことをしたとは思っていません。むしろ8月6日の原爆の日に反戦反核の座り込み集会を平和公園で行うことを取り締まり、警察に排除を要請した広島市こそ、そしてイスラエルを招待した広島市こそ、全世界の人々から糺弾されているのであり、弁明すべきは広島市です。

松井市長は8月21日の記者会見や9月議会の過程で、来年は「厳粛な式典と表現の自由の調和」などということをいい始めています。議会では集会禁止を最先頭で叫んでいた山路議員さえ、8月6日の事については一言も触れることができませんでした。自分たちが行ったあまりの不正義、その怒りが岸田政権を打倒したこと、次は自分たちが打倒される番と戦々恐々として、ゴマカシ的に「表現の自由」などということをいい始めています。
しかし、「厳粛な式典」なるものの正体が、中国侵略戦争・核戦争をやるために、国家暴力・逮捕の脅しでヒロシマを「黙らせる」ことであったことが完全にハッキリした今、「厳粛な式典」と「表現の自由」の調和などというものは存在しません。差し迫る中国侵略戦争を絶対に阻止するために、戦争を進める国家と徹底的に闘うのかどうかの問題です。再び過ちの歴史を繰り返そうとする為政者たちに対して、ヒロシマが沈黙することはないでしょう。

私たちは今回の「広島市公園条例違反」をめぐる問題を、中国侵略戦争阻止の闘いの一環として、中国侵略戦争に対して被爆地ヒロシマはどのような態度を取るべきかという問題として、大問題とし、すべての人々と共に大きな議論を巻き起こしていく決意です。