9月29日広島弁護士会館で「8・6の勝利から中国侵略戦争阻止の大決戦へ! 9・29広島反戦集会」が開催されました。8・6闘争に参加できなかった仲間や初対面の人も含め50名が集まりました。
集会の冒頭「岸田を打倒した2024年の闘いの記録」と題した動画を上映。2月28日の8・6ヒロシマ暴処法弾圧から平和公園立ち入り規制との闘い、辺野古土砂搬入を阻止した闘いをはじめ4~7月の安保・沖縄闘争、そしてそこから8・6ヒロシマの原爆ドーム前終夜座り込み闘争へ登りつめていった闘いを映像で振り返りました。改めて、日帝の「ヒロシマ圧殺」の攻撃に対して全力で反撃し、大勝利をもぎりとった地平を集会参加者全体で共有しました。
続けて、8・6ヒロシマ大行動実行委員会の宮原事務局長から「8・6ヒロシマ闘争は何を切りひらいたのか」というタイトルで講演が行われました。
講演では中国侵略戦争とは何か、中国侵略戦争阻止闘争を大きくしていくために何が必要かという観点から提起が行われました。昨年1月のCSISのシミュレーションや9月6日の日経新聞などを使って、沖縄・琉球弧の島々を徹底的に「捨て石」にして、核兵器をも使う戦争として準備されていること、米帝の危機がこの戦争の原因であり、中国の戦争の原因があるわけではないこと、日帝は「国力としての防衛力」などと言って国のすべてを中国侵略戦争に動員しようとしており、関係のない人はいない事などを訴えました。
そして前夜からの逮捕覚悟の座り込み闘争の方針を公然と呼びかけたことで、むしろ参加者は拡大したことを述べ「戦争絶対反対で一歩も引かずに立ち上がれば、人々は必ず共に立ち上がる」と8・6闘争の勝利の教訓を訴えました。最後に日本の戦争国家化攻撃と闘ってきた勢力が結集する11月集会への結集を訴えました。
会場からの発言では、共同代表の室本けいこさんや大江厚子さん、被爆2世の仲間が自ら終夜座込み闘争を闘った解放感を語り、また8・6を闘った全学連大会で新しく副委員長となった陳さんからは10・7パレスチナ連帯デモへの決起が呼びかけられました。
暴処法弾圧を許さない会事務局からは、弁護団の公判開催要求を無視して10月8日に公判前整理手続きが開催されること、にも関わらず非公開で検察側証人尋問をやろうとしていることが明らかにされ、会場からは「軍事法廷だ!」と怒りの声があがりました。10・8裁判所前闘争への総決起を確認しました。
集会終了後、広島拘置所前からデモ。全学連の仲間を先頭に5人の仲間に対して大音量で激励を行いました。